【つぶやきイチロー】内田道雄先生お元気!

 先ほどウッチー(内田)先生の名前を記したら、皆さんにお伝えすることがあったのを思い出した。1ケ月ほど前に電話して、山田先生がお元気なのをブログに書いたけど、先日ウッチー先生から『やまもも』第二集を(七月堂、2000円)送っていただき、ご健在ぶりを感じて嬉しかったネ。『やまもも』というのは、奥様を含めて先生と同世代(たぶん)の方々との読書会の記録だけど、230ページ余りの製本で流通に乗っている書だヨ。

 今回は50冊の本が取り上げられているけど、内田先生お得意のドストエフスキーから始まって、シェイクスピアやチェホフはもちろんカズオ・イシグロなどの海外文学も充実している。中でも「ガリヴァ旅行記」は在職中にお話を聞いて(推薦文を読んで?)それまで無視していた作品ながらも、入手して拾い読みしたことがあった。それが今「朝日新聞」の木曜の夕刊に、柴田元幸さんの新訳で連載が始まったので、ブログでも紹介しようと思っていたところ。

 日本文学では、これも内田先生お得意の内田百閒から川端康成三島由紀夫村田沙耶香まで、つまりは明治から令和の作品まで幅広く取り上げられているので、とても勉強になるヨ。ファンとしては内田先生の発言がまた、一段と楽しいネ。

 ヒグラシゼミは中断したままですが、「やまもも」は4月から「メール読書会」という形で続いているというのだけど、どんな風にやるのかナ?