【釣り部】勝浦漁港、2日目  「謎の女」とは?

 フニャ君とイヤラシが水着が外れたオッパイを見て楽しんでいた鵜原海水浴場は、早朝からサーファーがたくさんいるだけでなく、赤い旗を刺しまわして釣り禁止をアピールしていたので期待がはずれてガッカリ。宿では海岸の端っこで前日もシロギスが釣れていたというので、場所を確認して次回(秋になりそう)に具えたヨ。「理想郷」の案内看板には、与謝野晶子の短歌が記されていたネ。むかし釣りをした場所までは行く余裕がなかったので、宿へもどり朝食。

 皆の心は勝浦港なので朝飯食べてすぐに出発。意外にも前日ほど混んでなかったので、「立ち入り禁止」の外側からの投げ釣り以外でも投げることができたヨ。前日知り合ったボクと同年齢くらいのシロギス名人とも再会したら、けっこう船の繋留所近くの浅い所で釣果を出していたので、釣り具屋で言われた「遠くへ投げれば投げるほど釣れる」という助言が必ずしも当てはまらないことを目の前で教えられたネ。この名人以外にもシロギスをねらっている人(釣果ゼロ)にも出遭ったのでシロギス釣りの人も少なからずいることが判明、かなり場荒れ(魚が減少気味)しているようなので「立ち入り禁止」地区は貴重な釣り場だと実感したネ。

 前日と同じくここでの釣果が多く、中でも「謎の女」は連日の竿頭(さおかしら=トップの釣果)で男たちも喜んだヨ。この女性(愛称アスミン)、公表の許しを得たので紹介しておくと、「彼女のいない歴、苦節数十年」のユウ君の「彼女」で色白美人。見た目も人柄も申し分のないユウ君が持てなかったのも不思議ながら、待った甲斐があって素晴らしい女性に巡り会えたわけだネ。ユウ君の短所といえばプロレス・ファンであることと(ボクは大嫌い!)、酔っぱらうとウケてないのにしつこくくり返すことくらいだから、彼女にプロレスを強いることなく、また酔っぱらっても自制心を失わないようすればアスミンを失うこともないだろう。実は先般の呑み部でヘイカの御目通りを果たし、公でも「許された」関係となっている。釣り部に参加すればナマのアスミンに会えるヨ。

 

 というわけでアスミンの釣果は傍で面倒をみていたユウ君(がいない場合は他の男がエサを付けたり・魚をはずしたり)のお蔭というのが実情ながら、釣れなくても釣り続ける姿勢がアスミンの釣果となっているのだから、やはりアスミンの実力は大したものだ。2日目の予報は遅くとも昼ごろから雨だったので、ほとんどの釣り人が昼過ぎに降り出したら引き上げて行ってくれたので、堤防の一番奥のサイコーの釣り場が空いたヨ! この時とばかりその場にボクの竿を置いて場所取りをしてユウ君ペアを呼んだヨ。絶交の場所ながらボクが投げた時は釣れなかったのに、アスミンがボクの竿で釣り始めたら次ぎ次ぎをシロギスを上げたからスゴイ! 手前で釣っていたユウ君もボクも釣れるのは外道のヒイラギやフグばかりなのに、アスミンは外道のみならずシロギスも釣り続けたので(この日4本で他の連中は1本がせいぜい)釣果ゼロのボクは頭が上がらなかったヨ。

 それにしたもこのボクの竿は、以前キムラ電気さんもウンコマンも使用して竿頭となった実績があるものながら、その流れに乗って釣りまくったのは「持ってる」ネ。ボクがその場にユウ君たちを呼ばなければ良かったと言ったのは、単なる負け惜しみだったというしだい。2日ともシロギス7~8本だったので、アマッチ・ユウ君両部長の判断で半分はカネシロー画伯(かつ作家)の就職祝(5月から会社に勤務するので土日の釣り部には参加しにくくなる)として献上することとなった(カネシローは料理できるからネ)。付しておくべきは、各自小型のメゴチもかなり釣ったけれど、天ぷらにはできないというので全部リリースしたヨ。

 釣り場としては勝浦漁港は十分合格点で、夏場のシロギス全盛期だとたくさん釣れそうな予感。素晴らしい民宿・鵜原の「きろく」に宿泊すれば朝飯前に鵜原の海水浴場や理想郷の岩場で五目釣りも楽しめるネ。何よりもアスミンが次回の釣り部に意欲的なのが嬉しいネ。