鈴木涼美の聞き書きの最初の引用について異議を付しているだけで3回目となったけど、まだある。鈴木がブッシュ(子)には「2世の育ちの良さ」があり、テロ後のアメリカ人の自尊心を取り戻させたというのがはトンデモナイ誤解だけども、同じことは安倍晋三にも言える。「政治家の家系で大切に育てられた」には違いないだろうけれど、「がつがつしていなくて」というのもトンデモナイ誤解だネ。父親の晋太郎には当てはまるとしても、晋三は祖父と同様で「がつがつ」と日本を右傾化に導こうとしたわけだからネ。
おそらく子供の頃から「民主主義の破壊者」たるオジイちゃんの悪行を周囲から刷り込まれて育てられたので、オジイちゃんほど悪知恵が働かないバカなのに、精一杯祖父に負けまいと悪行を重ねたのが鈴木涼美も言う「モリカケ桜」(鈴木は「クロカワイ」を落としている)という結果なのだネ。《在任中の安倍さんは好き放題でした。》と鈴木も言うとおりで、麻生との連携で財務省の役人を自殺にまで追いつめたのだから、悪行の点では岸信介を超えたかも。
(ここまで書いておきながら、鈴木の記事の冒頭だけで字数を費やすので疲れて中断していたけど、昨日長野県で教員をしている仲間から「うちは父子ともども安倍には《天罰(天誅)がくだった》と考えているので、ブログには大賛成」というメールをもらったので、元気を取り戻して続けるヨ。)
それにしても鈴木涼美の安倍晋三に対する思い込みの激しさには、呆れて引用するにも気が引ける。
《長期政権になったのは、安倍さんが論理を超えたチャームや感情に支えられたから。負けても応援する阪神ファンと同じで(略)》
阪神ファンとしては安倍晋三と「同じ」と言われるのは甚だしい侮辱だヨ! 汚物の晋三と一緒にするナ! という感じだネ。長期政権になったのは直前の民主党政権に対する落胆の反動が大きかったのだろうけど、長期にわたって格差を広げて弱者を痛めつけたということが鈴木には見えていない。やっぱりバカなンだろネ。
《岸田文雄首相は(略)安倍支持層の感情に訴えようとして、さっさと国葬を決めてしまった。偶像としての安倍人気に頼っているように見えます。》
岸田が国葬を決めたのは自民党内の安倍支持者に押されたためだと思うけど、鈴木が言うように国民の「安倍人気に頼った」のだとすれば岸田も鈴木と同じくバカだろネ。この記事は8月30日のものだから、国民の半数を大きく超えて国葬に反対だと判る前だから仕方ないのかもネ。多数の国民が反対していることが判明しても自説を信じたがっているようなら、鈴木涼美は本物のバカだよネ!