【見る】福山雅治を見て知った尾崎世界観のダサさ  「西施の顰に倣う」(ウの真似をするカラス)

 ずいぶん前のことになってしまったけれど、才気を感じる作家(戯曲・小説)である本谷有希子が出るので楽しみにしていた番組「セブンルール」が、オードリー若林が病欠(?)の間に尾崎世界観に代ってからは突然ツマラナクなった気がしているうちに番組自体が無くなってしまった。その頃からこの尾崎世界観っていう男は名前も見た目もダサい上に、発言も閃き(ひらめき)を欠いてクソ面白くもないので毛嫌いしていた。番組をツブした張本人だと勝手に思っていたら、この1年ほどは「NHK短歌」のMCにも出しゃばってきたので不愉快千万だった。週2回の番組で、もう1回のMCがごひいきのヒコロヒーなので対照されて一段と不快感が増したヨ。

 このことは前にも書いたけど、ヒコロヒーにはNHKの玄関に入る時に「自分はここに入ってもいいのだろうか?」と自問する(笑)という謙虚さがあるけれど、取り得がないくせに尾崎にはこうした謙虚さが欠落しているからこそ、ズウズウしくも番組に出しゃばっているのだろナ。まん丸な顔なのに長髪を伸ばし放題にしているから、似合わないし見苦しいかぎり! 時にはグループ・サウンドのタレントのように派手な服を着ているので笑わせられる。

 最近知ったのはいちおうグループでバンド活動しているとか(それで派手な服装をしていたのだネ、短歌の番組には不釣り合いだけど)。先日福山雅治がテレビ番組で歌っている姿を見てカッコイイ(55歳とは驚き)と感じながら思い付いたのは、尾崎はこれをマネたのかもしれないということ。福山も長髪伸ばし放題という感じながら、尾崎のような不潔感はまったくないのは顔の差だネ。

 「鵜(う)のマネをする鴉(カラス)」というのは知っているだろうから、このさい中国の成語「西施の顰に倣う(せいしのひそみにならう)」を覚えておくとイイね(有名だから知ってる人もいることを期待する)。西施という美女が病気で顔をしかめたら美しく見えたのを見かけたブスが、自分も顔をしかめたら美女に見えると勘違いしてやってみたらバカ受けして笑われたという話で、「荘子」にある言葉だそうだ。

 身のほど知らずは尾崎に限らず、千住明小木博明古市憲寿羽田圭介杉村太蔵斎藤佑樹林真理子神田うの・・・能力が無いのに目立ちたがるクソが多すぎるヨ!