釣行中止、温泉へ  夏合宿案内

台風が来るというので、今年も金田湾のボート釣りは中止となった、残念!!!

雨風が残るというので、オカ釣りも諦めて代りに温泉に行くことにした(奥秩父)。

前々回だったか、釣りの帰りにユウ君とヘイカスーパー銭湯に寄った時の記憶のお蔭かな。釣り無しなのにむやみと楽しみになってるヨ。

 

次回は夏合宿ですが、まだまだ人数に余裕があるので、参加希望者はイチローまで。

7月26~28日(金土日)《もちろん1泊でも日帰りでも可》

宿はいつもの民宿「北見」、1泊2食付きで7500円くらいだったかナ。とにかく魚種は豊富だし、料理法も多様で量も多くて食べきれないほど。

釣り部の常連以外にはリューマン・マユ~ン夫妻、オキヌ母子(1泊)、イチロー孫と息子、ツクホーシ校長(1泊)などが参加表明。

『シドクⅡ』に夢中

ブログの更新が途切れたのは、このところ長いのを書き過ぎて疲れたというわけでもないから心配なく。『シドクⅡ』の編集作業に追われていることが多いのだネ。分かりやすくなるように小見出しを入れるのも含めて、昔から自分の文章を磨くのはメチャ好きだからネ。

目次は以前公表したとおりだけど、きょう『シドクⅡ』に収録した三島由紀夫修論を書いたチカちゃんから突然メールがきて驚いたヨ、いや笑ったヨ。先日NHKで「川端康成三島由紀夫」とかいう番組があって、そこに三島研究の支柱の1人である佐藤秀明が出てきたというのだネ(ボクは番組の後半しか見てないからシューメイは見てない)。それが若い頃に憧れた(チカちゃんは字は見たけど実物は見てないようなことを言ってたけど)シューメイとは別人のような老人の姿を見て驚いた、というよりガッカリしたとのこと。

最近はシューメイが学会に出てこないせいか、ずいぶん会ってないナ。でも別の番組だったかで老シューメイの姿を見て、耐え難いのは吾が身だけじゃないことを痛感して安心したネ。ブログには出せないけど、孫と一緒に撮ると自分がむやみと老人に見えてしかたない。生涯最後の本が出せたら、この孫のためなら吾が命を惜しまない覚悟だけど、そのくらい《加齢なるジンセイ》の姿になっているヨ。もう10年くらい会ってないチカちゃんに会うのが怖くなったナ。

【観る】エゴン・シーレ  国立新美術館ウィーン・モダン展  クリムト  ココシュカ

21日は大学同期入学の仲間と呑み会(自称ケジラミ会)。このところ毎年1度は会っているヨ。ジャミラ以上に気の強いマダムに苦しんでいる仲間がいたので、積極的に話を促して聞いていたらこの上なく楽しく癒されたナ。そのためにも次回の開催が待たれる。共通の話題は尿漏れだったけど、古稀の年になると皆同じ悩みを抱えるネ、笑っている人は「いずれ吾が身」だゼ。

 

呑み会は夕方からだから、昼間は国立新美術館のウィーン・モダン展にシーレを観に行った。19世紀末~20世紀初頭のウィーンのモダン、中心は分離派(クリムトたちのグループ)の建築・家具などの展示も多かったけど、それらは無視してまずはシーレ。日本の美術館でシーレを持っている所は記憶にないくらい観る機会が無いから、素晴らしいチャンス(クリムトなら宇都宮でも観たことあるし)。とはいえ油絵は5点だけだけで、「家族」など大きな代表作ではないのは残念。それらはウィーンで観たけど、わざわざシーレ美術館(地名が思い出せない)がある所へも行ったけど、工事中でダメだったのは未だに恨んでいる。

ともあれ今回来ている5点だけでも満足(油以外のデッサンやステキな分離派ポスター1点も来ている)、殊にヒマワリだけでもサイコー! 言うまでもなくゴッホを意識したものだけど、アルルのゴッホの部屋を思わせる作品もあるのも面白い。掛け軸みたいな細長さがまた興味深いし、その細いトゲトゲしさがまた誰しもヒマワリ自体がシーレの自画像だと思ってしまうのではないか。

ゴッホ同様に多くの自画像を残したシーレだけど、その中から顔だけの小さいのが1枚しか来ていないけど(大きな裸体像がないのは残念ながら)、これがまた素晴らしい作品。クリムトの影響を思わせる、カラフルな装飾部分が付してあるのも興味深い。自家には3冊ほどシーレの画集があり、黒井千次のシーレのエッセイもあるので、久しぶりに画集を開きたくなったヨ。

 

クリムト以上に惹かれたのはココシュカかな、たくさんあったけど特に「母と子」がイイね。分離派の作曲家たち、ゲルストルのシェーンベルクの肖像だけでなく、シェーンベルクが描いた自画像のみならずアルバン・ベルク像やマーラー像には笑えた。入場料は1600円と高いけど、それだけの価値がある2時間超だった。分離派の建築や文化に関心がある人にも、見どころ十分な展覧会でおススメです(ボクは観なかったけど)。

東京学芸大学国語国文学会で会いましょう!!!

3日間、続けて外出した疲れが出てグッタリしてるヨ。

22日の土曜は学大の学会で赤星クンの発表に参加したら、内田先生(去年まで参加だったのに姿がみえない、お元気ならイイけど)・宮腰先生(あとで学会があるのを忘れていたとのことが判明)・山田先生(相変わらず近代文学館の会議と重なっていて、懇親会から参加)といった大物常連がいないので淋しさしきり。

でも宮城からリューマン・ボッチャン夫妻が参加してくれたので、チョッと癒されたかナ。参加したいと言っていたミチル姉さんは体調不良で大事をとるというメールを受けたけど、去年は元気に参加したメイ(元助手)は「家庭の事情」(家族が研究職を続けることに理解がない)で不参加。大堀・今藤クンは来てたけど、ヘイカその他のファミリーの姿も見えなかったのは残念至極。

赤星発表については、ベンゾー(石井)先生が聴いていてくれたので助言を促したら有効な発言をしてくれただけでなく、終了後も赤星クンに種々ご教示下さったとのこと、ありがたいネ(専門を超えて助言を受けられる学大学会のレゾン・レトル=存在理由の1つだけど)。でも近代文学の発表にはもっと聴くべき人が集まらないといけないネ。殊に以前発表したことのある人は、他の人の発表を聴く義務があると思うべし! 大堀・今藤クンだけというのは残念だネ。カラオケで自分が歌うと他の人の歌を聞かない人の症状だネ。何事もジコチュウはいけません。

 

去年の懇親会では、ツマミ類があまりに淋しかった(予算が無くなったためだと聞いた)ので、今年も同じ程度かと思って国分寺の駅ビルで寿司を買ってから行ったのはいいけれど、途中から雨に降られて靴の中まで美女美女。おまけに今年からは酒類は用意しないので「飲みたければ持ち込め」という方針に変更されたというのを突然言い渡されただから、「ふざけるナ!」と言いたくなるのはボクだけじゃないはず。せめて予め伝えるのが常識だよネ、学大学会の執行部の良識を問いたいネ。

要するに会員数が大幅に減ってしまったために予算が致命的に無いため貧乏懇親会に成り果てたという。先般、在職中のゼミなどの卒業生の名簿を提出するように依頼されたのは、そういう文脈だったのか。早く名簿を提出して会費を集めて(払って)もらうことにしよう。もちろん予算は懇親会のみならず、学会誌の刊行資金も含まれているのだろうから、卒業生の皆さん、奮って学会日を払いましょう!!!

 

仕方ないからビールとツマミを買いに、リューマン夫妻とイー君との4人でオリンピックに行ってタップリ仕入れてきたヨ(ビールが重かった!)。3人にもチョッと負担してもらったものの、ツマミはだいぶ余ったので現役生のために置いてきたヨ。ヒグラシゼミの呑み部で足りなくなると、現役生のをいただくこともあるからネ。

ともあれ懇親会にはボク等だけでなく酒類を差し入れてくれた人たちがいてくれたので、けっこう呑めたネ。ツマミはサンドイッチや洋食類だったので山田先生やボクにはチョッと手が出にくい感じだったので、若手の参加者に回して食べてもらった。後でピザが追加されたけど、どうせ食べないから大井田研究室に戻って山田先生中心に発表者の赤星クンの慰労会と二次会を楽しんだ。後で誘っておいた千田先生も来てくれたのは嬉しい限り、黒石先生も来てくれたけど入りきれなくて遠慮したのでなければイイのだけれど。

中国から(といっても半分は日本にいるとか)アスカ(本名「馮海鷹=ヒョウカイヨウ)も懇親会から参加したので誘ったけど、小柄なのに寿司だと5人前くらい食べる女だから心配したけど、身体はそのままながら精神は成長したようで、用意した寿司には遠慮がちに手を出していた。お蔭で多めに用意した鉄火巻が最後まで残ったヨ。

イー君と大井田先生が差し入れてくれたワインがあったので、山田先生の飲み物が最後まであったのでホッとしたネ。懇親会場では発泡酒中心だったから、生まれて初めて呑むと言っていたのは笑えた。在職中の山田先生はゼミ後は外の店で呑み会をやったり、合宿も高めの宿に限定していたので、学生に負担がかかるからボクが諌めて呑み会は演習室で・合宿は安めの宿にしてくれるようになったけど、発泡酒を呑んだことがないというのは知らなかった。昭和ゼミでは発泡酒を飲み比べた結果「金麦」をゼミの飲み物と決めたけど、ボクは自家でも未だにそれを守っているヨ。

 

それにしても発表会場も懇親会会場も、参加者が減る一方の傾向があるのは残念だネ。3月の河添房江先生の退官記念には大勢参加していたのに、彼らはいったい何をしていたのだろうか? 学大の学会なのに。よく見なかったけど、平安文学の発表が無かったという理由なのかな? ベンゾー先生は発表の方は参加していたけど、懇親会場に姿が見えなかったので院生に聞いたら「自分を探さないように」という伝言があったとか。酒好きなセイコー(佐藤)先生がいなかったのは、酒無しの懇親会だったからかな?

宮腰先生のように完全に下戸の人だけでなく、河添先生のように人前であまり呑まない人のために、懇親会の会費を2通りにして呑まない先生は2000円・呑む先生は4000円(5000円?)、呑まない学生・卒業生は1000円・呑む卒業生は2000円にしたら参加しやすいのだヨ。

人数を集めるには、極端に言えば発表は聴かなくても学大に来て、むかし出入りした研究室なり演習室(そのために学会日には演習室を解放してもらいたいネ)に集まるようにして、先生にだけでなくお互いに近況報告し合うのもその後のジンセイの励みになるはず。そのためにも先生は参加するのが当然だよネ。以前は学祭に合わせて卒業生が集まろう! という動きがあったけど、学祭じゃ関心が薄いよネ。その代わりに国語の卒業生は毎年学会の時に集まって「同窓会」をやったらどうだろう?!

少なくとも近代3ゼミはそういうことにしよう! 内田先生はともかく、山田先生は必ず(懇親会からでも)顔を見せてくれるし、宮腰先生も近代の方に顔出ししてくれているし。ボクも学大を優先して参加することを約束するヨ! 以前は近代文学会の催しや立教の学会(今年は同じ日に國學院の学会で旧知の伊中さんや長谷川さんの発表があった)と重なって困ったことがあったけど、今後はゼッタイ学大優先だよネ。ゼミ部や釣り部などの部活は他の日にしているし。

 

《確認事項》

学大の学会には、毎年参加しよう!

学会費をキチンと払いましょう!

学大同窓会、他の分野がダメなら、近代分野だけでも酒ありの同窓懇親会を開催しましょう!

【読む】永井荷風の岩波文庫  多田蔵人『永井荷風』

岩波文庫が入った封筒を落掌したので、相変らず早稲田の皆さん(千葉俊二宗像和重十重田裕一さん達)はガンバッテるなと思って開封したら、大学後輩の多田蔵人さんからで荷風の『花火・来訪者 他十一篇』だった。「花火」は在職中に文学史などで取り上げたこともある重要作品だけど、やっと岩波文庫に収録されたかと喜んだ。解説がこの十数年間低調だった荷風研究のブランクを破り、ハイレベルの荷風論を出版した多田さんだからお買い得(13篇入って700円)。

多田さんが東大出版会から出した荷風論(2017年)は、4200円の定価にしては極めて充実していて、これもお買い得。東大南原繁記念出版賞とはどんな賞だかしらないけど、これを受賞しているから文学以外の分野の人からも評価されているようだ。

目次を見てもらえればその充実ぶりが分かると思うけど、荷風の代表作の論が8本並んでいる。できればこの書を片手に文庫を読んでもらいたいけれど、多田さんの丁寧な解説があるからそれでもダイジョブ。

荷風を読んでないのは恥だヨ!

【ヒグラシゼミ】7月の予定  村上春樹「海辺のカフカ」

7月20日(土)2時~

第一演習室(未確保)

村上春樹海辺のカフカ

発表者  津久井秀一さん(栃木県立高校校長)

    (ハルキや小林秀雄についての論文が多数ある人です。)

 

@ ヒグラシとしては長めの作品ですが、発表者の強い希望を生かして「カフカ」にしました。上・下の2巻本なので、すぐに読み切れないでしょうから、早めに読み始めて下さい。ブックオフなどで1冊100円で買えます。

【聴く】学芸大学国語科学会  牧野信一

ホームページに案内が出ているのかどうかは不明だけど、学大国語科恒例の学会が

6月22日(土)1時半から、中央講義棟C201教室で開催されます。

発表4本(の後は宮本淳子先生の講演)の中の2本目に赤星將史クンが、

牧野信一「バラルダ物語」について発表します。

全体が終了後、懇親会が開かれます。

 

@ 学大関係者以外の方の参加も歓迎されます。

 

* ファミリーの皆さんへ

  宮城からリューマン・ボンちゃん夫妻も参加するとのことです。