18日は三島由紀夫「月たん荘奇譚」

昭和ゼミの記事の更新は済んでいるものと思っていたら、勘違いで失礼。
次回は表題通りで、レポの一人はゼミの師範代を任せている、某私立大学の博士課程のクリマン君なので期待できる(指導の先生からイジメられないように、実名は伏します。今さら?)。

そのクリマン君に前半は任せて仮眠していたら、何と2時間近く熟睡してしまった!
よほど疲れが溜まっていると見えるが、6月は疲れのピークという話題は以前も仲間中でもあった。
その時は、「だからこの時期に休講にすると学生のためにもなる。」という論理が横行したけれど、「生涯休講ゼロ」をスローガンにしている(したがって必ずしも守りきれない)ボクとしては聞き流していたものだ。
当日は一橋大学士であるズッカ(関塚)、改め井上クンが「仕事が早く終わったのでカオを出す」と言ってきたので嬉しかった。
在学中は下手な小説を書いていたオモシロ人間ズッカだったけど、サラリーマンになっても全然変わっていない感じなのでホッとした(会社ではキチンと勤めているようだが)。
そういえば、同じ一橋大修士で下手な小説を書いていたボッキマン太郎(松波太郎)が、文芸誌からの注文に追われているためか、最近まったく姿を現さない。
一度逃した芥川賞だが、その後もきっと取れないまま終わることだろう。
 
さて谷崎の「過酸化マンガン水の夢」についての発表は、卒論を谷崎で頑張ったリューマンのみならず、ケイちゃん・イズミンという精鋭を集めたレポが熱い議論を挑発していたので目が覚めた感じだった。
テクストに出てくる春川ますみという女優は、有馬頼親(?)原作の「赤い殺意」という映画の「あの男を殺さねばならない」という科白を、東北弁丸出しに言っていたのが印象的だった。
ミュージックホールの演出家として登場する丸尾長顕は、当時このストリップ劇場でギターを弾いていた深沢七郎の「楢山節考」を認めて世に出した功労者。
テクストの「二等車」を戦後の二等車と混同していたヒトが殆どだったのは仕方ないが、今でいるグリーン車としてイメージしないと主人公のイメージとズレルのは分かっていたようだ。

睡眠十分で体調が良かったせいか、ズッカが来てくれたせいか、アフターでは気持よく呑みすぎて(?)終了後もパソコンの前で朝5時近く熟睡してしまった。