【観る】「劇団コギト」(一橋大学)の卒業公演を観てきたヨ

 学大在職中は有名な(?)劇団「獏」その他の学生演劇を観たこともあり、近所の一橋大の劇団の公演を観ないのも不公平な気もして卒業公演を観に行ったヨ。一橋大の学部の非常勤講師や大学院の連携教授として付き合いがあったからネ。ちなみに学部の講義を一年生の頃から4年間(?)出席していたのがフランス文学者の西村友樹雄さんであり、大学院の受講生だったのが芥川賞を複数回逃した松波太郎さんで、彼は昭和ゼミに参加した時の発言が元でボッキマンの名を賜ってしまったのだネ。

 ともあれ羽尻結衣という人が書いた「雪の三原色」という台本を7名の演者が舞台化したものだけど、チラシにあるとおり「3つの物語」をオムニバス形式でつなげていく。企図は分かり過ぎるくらい分かるけれど、1つ1つの「原色」(物語)がごく普通の日常的なものであり、これといった面白い展開がないので退屈したナ。「静かな演劇」(平田オリザ)を意識した日常性重視の台本なのかもしれないものの、「静か過ぎて」ツマラナイ。

 演劇と一橋大学とはイメージがつながりにくいけれど、総勢20名くらいでやっているようだ。帰りにカンパとして財布にあった千円札を全部(3~4枚?)置いて帰ったけど、劇団の宣伝のためにここに記しておくしだい。