裕次郎嫌い  石原裕次郎と高倉健  長嶋茂雄と王貞治  おぎやはぎの小木博明

没後○年だったか、記念館を作ったとかで石原裕次郎が話題になり、テレビでも画面に露出していているので条件反射的にチャンネルを変えている。
ボクが小学校の時だったと思われるデビュー当時から、興味が無いというかバカにしていたという感じのまま今に至っている。
当時は石原慎太郎など知らなかったはずだから、慎太郎に対する不信感・嫌悪感の影響ではない。
周囲にはファンがいただろうけど全然同調できなかったし、彼らに対して反発も感じた記憶もない。
何がイイのか理解できなかったというのが正直なところかな、裕次郎がカッコイイとは全然思えなかったナ。
高倉健のデビューもその頃かもしれないけど、やはり興味は無かったものの反感も覚えなかった。
ケンさんはその後ヤクザ映画で学生からも支持されていたけれど、これにも無関心で見たことがなかったし嫌悪感も覚えなかった。
「幸せの黄色いハンカチ」は見て好感は持ったけど、少々センチメンタルが過ぎたてたナ(寅さんと同じ感じかな)。
ただ裕次郎には好感を覚えたことは100パーセント無い、と胸を張って言える(張らなくてもいいか)。
石原軍団などと言ってる連中が、本気で裕次郎に従っているとも思えない。
軍団の1人である舘ひろしが、裕次郎の魅力を明るさだと言っていたけれど、そう言われてみればケンさんは暗いから反発を感じないのかな?
軍団で酔っぱらうと裕次郎はオマンコを連発することがあったそうだけれど、ただのバカだよネ(「ノルウェーの森」にもそういう酔っ払いが出てくるのが作品のキズだネ)。

裕次郎のような存在を時代の「英雄」(?)と呼ぶなら、長嶋茂雄も「英雄」だろうし共通点は《底抜けの明るさ》だと思うけど、どうかな?
長嶋も裕次郎ほどではないながら嫌いな部類なので、あの影の無さが魅力の欠落なのかな?
小学生の頃からアンチ巨人西鉄ライオンズのファンだったけど、それが長嶋嫌いの主因ではない。
長嶋は好きになれなかったけど、王貞治には嫌悪を感じたことはないのだから明らか。
これもやはり裕次郎とケンさんと同様、長嶋とワンちゃんとが明暗で対比されるからかな。
ビートたけしがよく長嶋をバカにしたネタをやるくらいだから、たけしのお蔭で長嶋は愛嬌のあるイメージを持てているけれど、長嶋には祐次郎と同じ厚かましさを感じてしまう。
かましさと言えばケンさんやワンちゃんからは感じないものだよネ、裕次郎や長嶋には自制心あるいは自省心が欠けていると思うナ。
長嶋は酔ってオマンコを叫ぶことはないだろうけど、食欲を自制できないエピソードが思い出される。
佐々木信也という野球評論家が伝えた話なんだけど、金田正一(400勝投手)と長嶋の3人で大皿いっぱいの生ガキを振る舞われたことがあったそうだ。
金田が「よ〜し食うゾ!」とガツガツ食い始めたのはイメージどおりだけど、長嶋も金田ほどではないにしろ負けじと食べまくったそうだ。
お蔭で佐々木さんは5個くらいしか口にできなかったと2人の健啖ぶりに感動したと言っていたけれど、紳士的な佐々木さんのホンネは卑しいヤツ等だと軽蔑していたのだろうネ。
長嶋は裕次郎のように妻以外のオンナ(オマンコ)を作らなかっただろうけど、食欲という別の欲望の自制はできなかったものと思われる。
それが《底抜けの明るさ》につながるとも断定できないけど、自制できないバカっぽさのようには感じられる。

これを記し始めたのは金曜夜で「ぶらぶら美術館」(BS日テレの「バベルの塔」展の再放送)を観ながらなんだけど、実物を観に行ったもののそれを遥かに超える作品の背景を学べて嬉しかった。
それは良かったものの、この番組は相変わらずおぎやはぎがレギュラーを続けているけど小木博明が邪魔で困る、というか不愉快でジャマな存在だ。
矢作やまり子ちゃん(高橋)は山田五郎さんの意図どおりに応じた反応ができるのだけれど、小木は天性のバカ丸出しで五郎さんの意図に添えずに合いの手しか打てない。
だから作品の前では後ろに控えているのはいいけれど、カメラの角度によってはジャマで作品が見づらくなるので、この世から消えて欲しいと心底から思う。
それも黙っていればまだマシだけれど、どうでもイイ合いの手ばかり言うので不愉快そのもの。
深夜のバカ番組ならまだしも、「ぶらぶら美術館」などの教養番組には出演しないでもらいたいものだ。
一番望ましいのはおぎやはぎのコンビを解消してくれることだけれど、少なくとも愛嬌で売れる矢作のピン出演を優先しつつ、ドランクドラゴンの鈴木やハライチの岩井のように目立たないような出演に限って欲しいものだ。
裕次郎と長嶋をバカっぽさで括ったら、たまたま観ていた番組で小木博明が目に入ってしまったので、バカつながりで愚痴ってしまった。
もちろん2人の「英雄」に比べるまでもなく、小木博明は全くの無芸なバカだから一緒に語ることはできないので、「英雄」の2人には申し訳ない連想だった次第。