10月6日の確認

10月6日(土曜)午後2時〜
学芸大学国語第一演習室
志賀直哉「網走まで」  (テキストは各自ご用意下さい、新潮文庫清兵衛と瓢箪・網走まで』など)
《講演者》高田知波先生 (講演ですが、あとで質疑応答の時間をタップリ用意してます)
 
@ 数冊ある高田先生の著書の中に『〈名作〉の壁を超えて』(翰林書房)があり、文字通り「名作」の先行論が見逃した論点・作品の側面に焦点を当てて緻密な論理を展開しています。
  学大の大学院でもテキストにして勉強させてもらった名著です。
  今回の出し物もその路線にあるものと思われますが、「網走まで」と言えば小林幸夫さんの素晴らしい先行研究があるので(『日本文学研究資料新集 志賀直哉』有精堂などに再録)、それらを高田さんがどのように超えて行くのかが楽しみです。
  チナミに高田さんは男性で、大学の先輩の中でも山田有策さんと共に際立った人で、樋口一葉の著書もあり、一昨年だったか『姓と姓』という著書はやまなし文学賞を受賞しました。