(近況)プリン体  ヘッセ  中野孝次『ブリューゲルへの旅』  知的障害者殺人事件(辺見庸)

整形外科で血液検査をやられたばかりながら、国立市が無料でやってくれる健康診断を受けたら、共に尿酸値が高かったので国立ではプリン体の摂取を控えるように言われてしまった。

プリン体を検索して学習しろと言われたのでググってみたら、ビールに多く含まれているとのこと。

酒類プリン体を増やす働きがあるから控えるべきだろうとも言っている。

呑み過ぎの自覚が続いていたので、これを機にビールを中心に酒類の摂取を抑えようと思った(けど、どうなるか)。

先輩にも数人尿酸値が高くて痛風に苦しんでいた人がいるので、それを想起しつつガマンしたいとは考えているヨ。

 

ヒザの方は至って良好、外目にはフツーに歩けるようになっている(痛みは少々あり)けど、これでは一生テニスができなくなると思うと淋しい限り。

治療の帰りには七七舎に寄ってゾッキ本(100円均一)を漁るのが楽しみ。

昨日は新潮世界文学(厚いヤツね)のヘッセ1を買ったけど、2は著名な作品が収録されてないので見送った。

前にも記したとおりドイツ文学には馴染みがなかったけど、タミルさんが仲間とへっせ「車輪の下」を読んでいると聞いて覗いてみたらけっこう面白い。

プルーストの読みにくさとは比べものにならないくらい読みやすいのがイイ(前記の痛風の先輩も同じことを理由に、読まないと言ってたナ)。

ブリューゲルの極小の画集もゲットしたのは、今ちょうど中野孝次ブリューゲルへの旅』(1976年)を走り読み直しているところなのに、自家にはこの画家の画集がなくて不便だったから。

中野は後年『清貧論』とかいうベストセラーを出してバカにもされていたけれど、『ブリューゲルへの旅』と『実朝考』はけっこう面白く読めた記憶がある。

ブリューゲルの方は、画家の時代には障害者(特に脚)を大事にする傾向があった、という叙述を探しながら読み直しているところ。

自分のヒザが痛み始めたこととは直接関係はないけどネ。

知的障害者を大量殺人した犯人の気持は誰の心の中にも遍在する、という辺見庸の発言と小説(未読)が念頭を去らないのと関係しているかな。