先ほどBS日テレ「ぶらぶら美術館」でモロー展を観たのだけれど、NHKの日美よりは面白くて観に行きたくなったヨ。特に目玉作品となっている「出現」の成立過程途次の下絵が何枚も来ているのだネ。サロメを主題にした作品だけれど、いろんなことを模索していたことが分かって刺戟的だヨ。「出現」がオスカー・ワイルドの「サロメ」にもないアイデアで描かれている衝撃がよく理解できた番組だった。昔パリで観た時は、そんな下絵など観ることができなかったから、今回のモロー展は恵まれた企画だネ。
ワイルドの戯曲は新潮文庫で50ページ足らずですぐ読めるけど、フロベールの「三つの物語も面白いからおススメだね、マダム・ボヴァリーと違って短いし。リヒャルト・シュトラウスの楽劇も長いから、有名な7つのベールの音楽(サロメの踊り)からが入りやすいネ。