グレタというと、今どきの人はトゥーンベルという戦闘的なエコ少女（エライ！）を思い浮かべると思うけど、ボク等にとってはグレタ・ガルボの名前が強烈だネ。といっても同時代に映画を見ていたわけではないのだけれど、映画史上の美女として刷り込まれているのだネ。とりわけボクにとっては、小林秀雄が中原中也から奪った女性である長谷川泰子が、昭和初期に「グレタ・ガルボに似た女」に応募して選ばれたことで忘れられない名前なのだネ。実際に映画を見たことないけど、きょう（９日）昼のＢＳプレミアムの映画で彼女が主演した「ニノチカ」で初めてお目にかかったヨ。クール美女と言われたそうだけど、そのイメージどおりの役柄でソ連のゴリゴリの革命家を演じて笑わせられたネ。
脚本がビリー・ワイルダーということだからたぶん三谷幸喜好みの喜劇で、ソ連の要職に就いた革命家たちの融通の利かなさをメチャクチャおちょくっていて面白かったヨ。実はチョッと覗くだけのつもりで点けたのだけど、見始めたら最後まで楽しんでしまったヨ。再放送なりツタヤにあれば、絶対おススメのステキな映画です。
