【聴く】ナレーション  石坂浩二  松重豊

 先日不愉快なナレーションの例ばかり記して終ってしまったけど、良い例を書いておくつもりで書き忘れてしまった。最近BSプレミアムで、懐かしい昔の「シルクロード」の映像を鮮明にして放映しているけれど、ナレーションはもちろん石坂浩二のままで、これが素晴らしいのだネ。

 関西弁も嫌いじゃないけど、放送大学などで関西ナマリのイントネーションで言われると、聞き取りにくいことがあるのだネ。数秒後に言っている意味が伝わってくるのだけど、その後はその言葉が出てくるたびに不快な思いをするのだナ。大好きな番組「英雄たちの選択」のMC・磯田道史さんにもヘンな言葉使い(岡山ナマリ?)があり、時には気になるけど許容範囲だネ。何せ考え方が素晴らしいからネ。

 そういえば「英雄たちの選択」のナレーションは松重豊で、これがまた素晴らしい。ドラマ仕立てに話すから一段と迫力もあって、他の追随を許さない。昔でいえば岸田今日子が印象的だったネ(テレビの「大奥」だったかナ)、清水ミチコが声マネしてるよネ。

 

@ 「12人の優しい日本人」を観ながらこれを書いているのだけど、やっぱり三谷幸喜はスゴイ才能だと感じ入るネ。二転三転、さらに四転も五転もする展開は、他の人間には思いつきそうもないネ。元ネタの「12人の怒れる男たち」の展開も似たようなものだけど、それと似せながらまったく別の事件に当て書きしてしまうのだから、三谷はスゴイ!