日ハムの中心打者・中田翔が、謹慎中にもかかわらず巨人に電撃トレードされたのはビックリだったネ。学大出身の栗山さんが監督になってからは日ハムを応援し続けている者としては、驚きもひとしおだったヨ。放出するにしても中田の年俸を払えるのは、巨人かソフトバンクくらいのものだろうけど、同じリーグのソフトバンクは日ハムの不利益になるので避けたのは分かる。元々（後楽園球場をフランチャイズしていた縁もあってか）日ハムと巨人との間には選手のやり取りがくり返されてきたのは確か。日ハムの大田は最近調子を崩しているが（トシかな？）元は巨人がドラフト１位指名した選手だし、捕手の宇佐美も元巨人、巨人で活躍している鍵谷投手（や石川選手も？）元は日ハムに属していた。だから彼らも応援し続けているヨ。
ともあれ中田は高卒入団当初から栗山監督が４番に据え、２０打数ほどノーヒットなのを我慢して使い続けながら育てた選手（稲葉も支えたけど）。ファンにも支持され生涯日ハムで終るような宣言をしていたものの、このたび放出されることになったのは残念至極！ 中田は持ち前の親分肌で、若手の選手を可愛がって活躍すれば「中田賞」を与えていたとか。今回の処分はこのカワイガリ方の度が過ぎたようで、日ハムから謹慎処分を受けたため試合には出られなかった。
今シーズンは始まりから調子が悪くて自分は「ゴミのようなもの」だと自虐していたとも聞く。オリンピック前からは試合にも出場することが無くなっていたので、ストレスが溜まっていたのは分かる。そこを刺激されたのかどうかは不明ながら、馴染みの若手に手を挙げてしまったようだ。この点、球団からは発表されていないので、今回の無償トレードと直後の出場が妥当かどうかは判断できない。だから朝日新聞が批判的なのは十分理解できるけど、情報を得た上での批判なのだろうか？
ボクはファンとして中田のためには喜んでいるし、巨人への放出は栗山さんが直接原監督に電話して頼んだという気持もよく分かる。野球選手は野球でしか応えられない、という発言もごもっともで、栗山さん自身だけでなく中田にも巨人への感謝を強調していたのも当然だろう。出場が早すぎるという批判を検討するには、球団が詳しい情報を伝えてくれないとできないしネ。
それにしても２試合目でいきなり先発し、リーグを代表するような投手からホームランを打ってしまうのだから並みの選手ではない。１試合目でバットの振りを見て、不調の頃とはまったく変って思い切りよく振れているので、調子が良いのに出られないストレスから解放された喜びを感じたネ。毎回すごいスウィングをするので、好きな左投手だったこともあり、ホームランを打てたのも当然だと感じたネ。昔の中田に戻った印象だったから、日ハムや栗山さんにとっては残念な結果になってしまったナ。
このところ元気の無い巨人にとっては、サイコーの救世主になったのは中田のためには喜んだけれど、阪神ファンでもあるボクとしては複雑な気持ちだネ。元巨人の投手も言っていたけど、これで巨人が優勝に近づいたというコメントどおりなのだけど、阪神のためには単純に喜んでいられないのが微妙だヨ。中田にはガンバッテもらいたい、しかし阪神の優勝のジャマはしないで欲しい、この気持を中田本人に伝えたい！
