【見る】やはり菅野はセリーグ最高の投手  巨神戦、試合よりも球児の解説   矢野監督=教育者

 昨日はとても楽しみにしていたクライマックス・シリーズ(CS)、セリーグ優勝チームは何といってもヤクルトでCSはしょせんお祭りだと思っているので、勝敗にはそれほどこだわらずに見ている。そもそも阪神はイザとなるとダメさ加減が全面展開されるので(それが阪神というチームのアイデンティティだネ)、今年も巨人に敗れ去るのだろうという感じしかない。でもせめて第3戦まで見せてもらいたいネ、観戦の量は多い方がイイからネ。

 阪神サイドからすれば有利という数字ばかりが並んでいて、今年は10年ぶりくらいに巨人に勝ちこしているし、先発の高橋は今シーズン20イニングほど巨人を0点に抑えている。おまけに巨人側は4番打者の岡本がケガで出場できないとなれば、誰しも阪神の勝利を予想することだろう。ただ問題は巨人の先発の菅野のデキ、菅野がフツーに実力を発揮すれば得点は難しいから1・2点を争うことになる。ヒジ通を気にしながらも高橋もガンバリ、前半は予想以上のスゴイ緊張感で、こんなレベルの高い試合は久しぶり。

 勝敗を分けたのは原監督の采配、オフ・シーズンでは今年の敗北をコーチ陣のせいにしていたけど、昨日の指揮は冴えていたネ。ウィーラーに来日初のバントを命じて、ウィーラーがそれに見事に応えた時に勝負あった! という感じだったネ。反対に阪神はエンド・ランを見抜かれて(マルテの単独盗塁などありえない)走者を無くしてその後にサインを出しにくくされてしまった(サインを盗んでいたとも言いにくいだろナ)。 

 

 ・・・などと試合の感想を記すつもりではなく、藤川球児の解説の素晴らしさを伝えたかったのだナ。上記の見方にも球児の解説から得たものもあるし、中継ぎで出た及川(およかわ)が一人前に使えるようになったのは、春季キャンプで臨時コーチを務めた球児の助言(上げてリズムをとる右脚ではなく、左の軸脚を安定させろ)が効果的だったというのは初耳だったネ。試合よりもずっと面白い解説だったヨ。というわけで今日も、と期待したけれど今日の解説者は宮本だとのこと。無恥・無能のクソ堀内じゃないのは良いけど(堀内を使うのは読売系だけだろナ)、やっぱり球児の解説を楽しみたかったネ。

 先発の青柳も阪神有利の数字を示しているけど、それこそが阪神が負ける指標になるというところが阪神らしさだからナ。甥っ子に似ている菅野とは異なり、巨人の先発予定の高橋は顔がイヤシい感じで嫌いだから(豚ヅラの山口は大嫌い!)、勝たせたくないのだけどナ。

 なんて言っているうちに試合開始時間になったヨ!

 

@ ついでながら阪神・矢野監督の特集番組を見たけど、まるで教育学部の学生出身の教員だったネ。常に選手を〈育てる〉ことを主眼にしている人で、根っからの教育者だネ。