【読む・観る】安吾論  ルオー画集  

 @ 一昨日(24日)に書き始めたものの、昨日は野球に見入ってしまって更新できなかった記事。

 

 昨日は内科で血圧とゼンソクの薬をもらいに行ったのだけど、帰りはいつものように古書店「七七舎」に寄ったら嬉しい収穫があったヨ。このところウクライナ情勢に心を奪われながらも、それなりに読書していないわけではない。継続しているのは山根龍一さんの安吾本を中心に各氏の「真珠」論を読んでいるのだけど、名著・大原祐治『文学的記憶・一九四〇年前後』(翰林書房)の「真珠」論に若園清太郎『わが坂口安吾』に貴重な証言があると注されていたので、自家の書棚などを探してみたけど見つからない。そもそも若園のような作家の周辺人物の証言(太宰には腐るほどある)にはあまり関心がないので、本屋で見つけても買ってなかったようだ。

 諦めていたもののまさかの七七舎に並んでいたのでビックリ微苦笑! すぐにゲットしたヨ。画集の棚を見たら前から欲しかったピサロシスレー(とスーラ)の大画集(むかし集英社が出したシリーズ)が1冊にまとめられているのがあるではないか! ラッキーが2つも続いて気持悪いほどだったけど、画集を開いたら目も心も開かれないヒドイ色。この大画家ではない2人の画家の場合は、見て楽しめなければ意味がないのでスルーした。内心ではこのデカくて思い画集を持って帰る必要がなくなってホッとしたけどネ。このシリーズの大画家のものをかなり具えているのは、小林秀雄などの絵画論を読む際に参考にするためだから、必ずしも色がキレイである必要はないのだネ。

 画集の所をさらにチェックしていたら、昔のルオー展の画集が置いてあったので喜んでゲットしたヨ。こちらは色もよく出ていたので言うことなしだネ。上記のデカいシリーズのルオー画集も持っているけどネ。