【見る】「英雄たちの選択」  高橋源一郎は信頼できる  萱野稔人の発言は無内容  古市憲寿はテレビの汚物  

 水曜日に書き始めたものの、長くなって完成できぬまま放置してあった記事に書き足したヨ。

 

 今日の午前中は「英雄たちの選択」の再放送で、犬公方と呼ばれた徳川綱吉を取りあげていた。昔はひたすらネガティブに話題とされた綱吉ながら、数年前からは再評価されて善政を布(し)いたとさえ言う見解まで現れたとは聞いていた。その「善政」ぶりが詳しく明かされつつも4名の識者によるハイレベルな議論が展開されたので、久しぶりに充実した番組だったという感想を持ったヨ。

 磯田道史さん他2名の専門家のレベルが高かった上に、ゲストの高橋源一郎がいつもながら予習が行き届いているばかりではなく、独自の立場からの質問・意見を展開していたので実に面白かったネ。高橋は今回に限らず、歴史という異分野の書物もよく読み込んでから参加するから、彼がゲストの時は一段と面白くなるのだネ。要するに人一倍頭がイイ人なンだネ、知識だけでなく知性・知恵のレベルが高い人なンだヨ(彼の小説は読んでないけど、金城孝祐の作品をすばる文学賞に推したのはエライ!)。もちろん中野信子さんの脳科学からの独自な意見は、その美貌(最近落ちてきたものの)と共に楽しんでいるヨ。

 

 高橋に比べるとたまにゲストで出る萱野稔人は切れ味が悪くてツマラナイね。先日録画済みの番組を聴きながら、彼の発言部分はカットしたヨ。古市憲寿ほど無知ではないにしろ、同じように専門性が欠落しているから独特な切り口が出せないのだネ。萱野も誰でも言えそうなことしか語れてなかったからネ。イギリス帰りの人だと記憶するけど、浅くて広い知識が評価されて朝日新聞系の知識人として迎えられたという印象だ。だから朝日が韓国の淫売婦問題で早やトチリをして批判されていた時に、ムリして朝日を弁護しようとして論理を失って恥をかいていたのを見たのを覚えているヨ。

 津田塾で拾ってもらって広く浅くが便利がられつつ、執行部に近い地位についてからは保守的な性向を露わにして発言が無難になる一方で、ツマラナイ存在になってきたネ。広く浅くが取りえなので、この番組で適当なゲストが見当たらない時に呼ばれるようだけど、軸(専門性)が欠けているから面白くないのだネ。萱野を10倍薄めたような古市憲寿は1度だけゲストに呼ばれて呆れられてそれきりになったけど、萱野ももう要らないネ。老化した女のように部品が溶け出したツラの古市ほど見た目はヒドクないものの、意見を聞いている間の時間がムダに思えるので、萱野も見たくないネ。