【状況への失言】読売新聞はやっぱり週刊誌レベルだったか!  サンケイ新聞並みの低劣さ  ナベツネ(渡辺恒雄)が死ねば読売も真っ当になるかも

 ブログのネタは次ぎ次ぎと入るのだけど、時間がもったいないのでブログばかり記しているわけにはいかない。それでも無視・スルーしておくわけにはいかない問題が続出するのでタイヘンだヨ。遅ればせながら8月19日、朝日新聞編集委員高橋純子さんの「多事奏論」の記事で、安倍晋三銃殺事件について読売新聞がその本質をを自ら暴露した問題。誤解の無いように長めに引用する。

 《事件翌日付の読売新聞社説は、「惨劇はなぜ防げなかったのか」のあとに、「2019年の参院選では、首相だった安倍氏にヤジを飛ばした男女が北海道警の警察官に排除された。だが、札幌地裁はこの警備が違法だったとして、今年3月、道に損害賠償を命じている」の一文を継いだ。

 言うまでもなく、要人警護とヤジ排除はまったく筋が異なる。判決もそこは峻別している。にもかかわらず、「判決が警備に影響した」という言説はSNS上でまことしやかに拡散し、原告は激しい批判にさらされ、自民党系の北海道議からは「蛮人」呼ばわりされた。

 「やっぱり人が亡くなっているから、それを『おまえのせいだ』と言われるのはきつかったですね」。原告のひとり、桃井希生さん(27)は振り返る。

 --これから、街頭でヤジを飛ばすの、こわくなったりしませんか?

 「う―ん・・・それはないです。事件を口実に表現の自由が脅かされてしまうことの方がこわいから、声をあげ続けます。」》

 

 読売新聞の週刊誌並みの下品さ・低劣さがよく現れている記事だネ。安倍晋三秋葉原で自分を批判する市民がたくさん集まってヤジを飛ばしたら、「私はあの人たちと戦っていく」とか言って、自分を支持しない市民を切り捨てていくと断言しつつ国民に分断を持ちこんだのは有名な話。北海道でも少数ながら(?)安倍批判のヤジを飛ばした人たちがいることを知って、とても心強く思ったものだ。それを警察官が排除したというのも呆れつつ右傾化の危惧を感じたけれど、札幌地裁が正常に機能して無罪としたと知り安心したネ。

 無罪判決を不服として未練たらしく安倍の銃殺死を警備の責任にしつつ、警備が手薄になったのは札幌地裁の判決が無罪だったかのような誘導は、日本最多の読者を誇る新聞社が社説で洩らすコメントなのかと読売の良識を疑うばかり。読売のドンであるナベツネが書かせたのか、ナベツネに忖度した付言なのかは不明ながらも、こんな下品極まる発言を慎む判断力が欠落している限り、大衆ウケの(そして自民党支持者向けの)低レベルの新聞という評価は正されないままだろう(ナベツネがクタバレば変わるのかナ?)。在職中に学生から鳥肌実(とりはだみのる)というパフォーマーの存在を教えてもらって楽しんだけど、鳥肌がサンケイ新聞は新聞じゃなくて週刊誌だという発言にはバカ受けして笑えたけれど、読売新聞も似たようなものだろという感想が今度の付言によって確信になったネ。

 それにしても勇気を持ってヤジを飛ばした良識人を「蛮人」呼ばわりしたという自民党議は、トランプ党レベルの低能なンだろネ。

 ともあれ桃井希生さんたちヨ、ガンバレ!!!