【見る】「キョコロヒー」より芥川賞候補作家の話

 子規と晶子は午前中見たので、再放送は忌避して芥川賞の方を録画しながら見たヨ。途中から始まる「キョコロヒー」の方を見たかったけど、芥川賞の方が2度目ながらも面白いので見続けたヨ。

 「キョコロヒー」というのは前にも記したけど最近ハマっているヒコロヒーという女芸人(女性芸人という言い方はしないのだネ)と、斎藤京子という学芸会(AKBみたいな女子集団)出身の女子とが接点が持てないために取りとめのない話をするのだけど、そのズレ方がまた笑わせる。ヒコロヒーは芸人としてはひときわ頭がイイようだけど、京子はそれに対応できる天然(ボケ)味を具えているのだネ。見た目で言うと、ヒコロヒーの方が朝鮮系日本人という感じだとしたら、京子の方はアフリカ系の顔立ちだネ。黒く塗れば一時期ウケていたボビー・オロゴンそっくりだろネ。「キョコロヒー」を見ようと思った人のために付言しておくと、来月からは月曜の夜11時過ぎに移るそうだヨ。

  

 芥川賞の方の感想自体は変らない。やはり前半3作は候補になる力作だけど、後半2作はコケ脅かしの素材で持っているように感じたネ。その点でも鈴木涼美は「蛇にピアス」の金原ひとみを想起させるネ。金原は未読だけど、(これも前に記した)Eテレの「言葉にできない、そんな夜」を見ると言葉による表現力に欠けるという印象だった。鈴木涼美は金原よりもマシかもしれないけど、双方とも読む気がないので比較できる人は教えてちょうだい。