グローバル・ヒストリーの観点による番組をもう1つ。16日夜にNスペ「新・幕末史 グローバル・ヒストリー」の第1回が今までにない幕末史を描いて貴重であり、刺激的な面白さだったネ。再放送(不明)と共に第2回(23日夜)をおススメするネ。
番組制作に当たってアメリカ・イギリスのみならずドイツやオランダ、さらには侵略する前のロシアからも資料を入手したという通り、今まで簡単な記述に止まっていた史実が具体的に再現されているのでワクワクしながら見たよ。イギリスが世界戦略に基づいて日本に圧力をかけた事実を、イギリス軍が京都や江戸を攻め落とすシミュレーションして視覚化したので、当時の危機感が身に沁みたヨ。徳川がフランスに泣きついたのももっともだと思ったけど、クリミア戦争で敗北したロシアが勢力拡大を極東に切り換え、樺太や対馬を侵略しようとしていたことも再現されていたのでビックリ。対馬には当時のロシアが築いた建物や港の跡が残っているとは知らなかったネ。
ロシアなど外国勢力に立ち向かったのは、幕府の重臣・小栗忠順(上野之介だから群馬の政治家だネ)でアメリカ留学して造船技術などを見に付け、中でもネジの技術を持ち帰ったのは後進に画期的な知を伝えたのは有名かな。小栗はイギリス公使・パークスとも闘い抜いた偉物(えらぶつ)だけど、パークスはデカ能無しのモーリー・ロバートソンが演じていたのは評価できたネ。ニュース番組などのコメンテーターとして出演しても、身体がデカいだけにそれだけバカに見えるとおりの中身の無い発言ばかりだけど(無内容な点では古市憲寿並みだネ)、押しの強い頑固なイギリス人を演じている様はハマっていたヨ。
小栗は幕末日本を守るために大活躍した延長で幕府のために新政府軍と闘ったため、戊申戦争で敗北後は支配地の群馬に隠居していたけれど、無知蒙昧な新政府軍によって斬首されてしまったのだネ。薩摩・長州の新政府軍には低能な指揮官も少なくなかったので、長岡藩の勇者・河井継之介もそれ等の低能に殺されたのは残念で惜しい!
モーリーのバカでも言ったという、ロシアのウクライナ侵略は江戸時代の対馬進攻の再現なのだ、と思うとウクライナもひと事じゃないネ。もちろん低能では優る杉村太蔵のような、「北海道にはアイヌがいるので、ロシアの侵略がコワイ」などとは、モーリーも古市も言わないだろうけどネ。その低能児の代表たる杉村太蔵を出演させている「大下容子ワイド! スクランブル」は大下さんの名誉を傷つけているし、テレ朝の見識の例劣さを示しているのだから、一刻も早く愚物無内容で愛敬も無くなった太蔵を番組から降ろすべきだネ!