【聴く】石井正己・黒石陽子、両先生の最終講義(1)

 昨日のヒグラシゼミのアフターだったかで、イー君からボクのブログはテレビの感想ばかりだと言われてしまった。イー君(とヘイカ)はテレビを見ない(具えない)からテレビ番組についてばかり書かれてもツマラナイのは当然だよネ。ボクも学生時代(学部7年・院7年)の14年間はテレビ無しで生活していた記憶からも、テレビ無しの方が知的には充実した生活が送れるのは確かだネ。結婚を機にテレビ有りの生活に変わってからは、息抜きの時間としてのみならず知識を得るためにもテレビが役立っている。だからテレビ有りの生活を送っている仲間に向けておススメ番組について記している。

そもそもブログは卒業生が孤立しないようにボクの生活の種々相を記しているつもりだけど、各人の趣味やテレビ番組を共有することで孤立から癒されてくれれば嬉しいネ。

酔って書けなかったヒグラシゼミについては後で記すことにして、先に今日の最終講義の感想を書きとめておくネ。

 

 それにしても不覚にも遅刻してしまったヨ。国分寺に着いたのは1時20分も前で余裕だったのだけど、いつもの七七舎に寄ったためにその後は迷い続きで遅れたのだネ。

七七舎をのぞいたのは3分程度で歴史書を2~3冊見つけておいて学大に向かったものの、初めて通る道を選んだために余計な遠回りを強いられてしまった。学大に着いてからも、会場変更は知らされていたけど同じS棟の4階の別の教室に変わっただけと思い込んでしまったため、S棟をフラフラした後でW棟だと判ったもののW棟と言われてもピンとこない。暑い日だった上にあせって探しているうちに汗が止まらなかったヨ。遅れて入室したのに、来賓は前方だと言われて最前列に座らせられてまた冷や汗だ。

 前方に向かいながら見覚えのある姿が目に入ってきたけど、座ろうと思ったら隣りの熟年男性が親しそうに微笑みかけてきたけど、どの先輩教員なのかハッキリしないまま落ち着いて黒石先生の講義を聴いていた。学生には話したことはないけど、ボクは学生時代に浄瑠璃研究者の松崎仁という非常勤講師(立大専任)の先生の講義に関心があったのだヨ。松崎先生が「心中天網島」の主人公の兄は、世話物の世界に時代物の人物が紛れ込んだのだという自説を教えてくれた時は、浄瑠璃のテクストも面白く読めるものだと感心したのを覚えている。黒石先生の講義も浄瑠璃を《読む》ことを勧めていたけれど、聴いている限りではその面白さは伝わってこなかったナ。遅刻したけど眠らずに聴いていたつもりだけどネ。

(字数が1000を超えたので、石井先生の講義の感想は改めて。)