【釣り部】2日目  キス名人復活!

 アマッチ呑み部長・ユウ釣り部長の2人が風邪をひいていたためでなく、いつも遅寝のカネシローまでも眠くなったということで、実に珍しく全員が12時前に就寝とあいなった。ボクも眠気に襲われたので、食べ残したカワハギ鍋が気になりつつも布団に入ったヨ。それでも何度かの尿タイムをはさみながらタップリ眠れたので、呑むと食事は抜くためもあり早朝から空腹を覚えていた。5時になると爆睡して元気になったアマッチがいつもどおり早朝釣りに誘いにきたけど、昨夜見るからに調子が悪いのが目立っていたのだからと言って、部屋に戻って寝直しするように勧めたヨ。

 7時くらいだったか、木村先生も目が覚めたようなのでアマッチを含めて3人でカワハギ鍋を温めて完食したヨ、量もあったし実に美味かった! ボクはそれだけで十分だったけど、木村先生とアマッチは朝食も食べたのだから若さだネ。朝食後は例によって10時まで眠るユウ君ペアとカネシローを残して、残りの3人で前日風で釣りができなかった保田漁港の高い岸壁を攻めることにした。しばらくしたら木村先生がシロギスを立て続けて2本釣り上げたので「さすがキス名人!」と驚いたヨ。前日はアズミンの1本だけだったからネ。「キス名人」というのは前回初参加の時にシロギスの釣果が抜群だったので、「名人」の名を欲しいままにしたからだネ。10時過ぎて後続の3人も合流したものの、名人以外の5人は釣れないまま。ボクみたいにキスを半ばあきらめてベラねらいに転じた者もいたものの、午後の釣れなくなる時間でも皆が投げやりになっても、名人は良型のキスをまたまた続けて2本上げたヨ! 

 

 前回も感じたけど、木村先生(というよりもはや「キムラ名人」と呼ぶべきだネ)は俗に「足で釣る」というとおりにあちこちと場所を変えて釣っているのも結果を出している理由だネ。今回も1ケ所にジッとしていることなく、場所のみならずボクが持参した新しい長短の竿を換えながら釣っていたヨ。パソコンを自力で組み立ててしまうプロ級の技術を具えているだけでなく、釣りでもプロ級と言うほかないネ、マイッタ! 

 朝からずっと釣り続けたアマッチも、終りまぎわにやっと1本釣りあげた時はヒトごとならずホッとしたヨ。2日間の釣果であるキス6本と大き目のベラ数枚は、すべてキムラ名人に持ち帰ってもらったヨ。釣った人の当然の権利ではあるけどネ(前回も他の仲間の釣果も献呈したけどサ)。

 それにしても名人は釣りでもパソコンでも有能ぶりを発揮しながらも、決して自慢たらしいことなどおくびにも出さずに「たまたま釣れただけですヨ」と謙虚そのもの。卒業生に対しても・宿の人たちに対しても謙虚ぶりは変らず、宿の人に「この方は大学の学系長(学部長)ですヨ」と言ったら驚いていたほだったヨ。こんな人こそ将来、学大の学長になってもらいたいものだ。