【見る】村井美樹(歴女)はスゴイ?  クイズ番組「Qさま」で優勝!  カズレーザーにも勝つ

 クイズ番組は基本的には見ない、特に「東大」の名が付く番組は見たくないネ。東大生は断片的な知識だけは持っているものの、《知識》だけで《知恵》が無いとアピールしているようで情なくなるヨ。昔からノーベル賞受賞数では京都大学に差をつけられ続けているので、京大生は《知恵》もあるようなイメージで優っているネ。もっとも漫才のロザン宇治原というのは京大卒というから、京大の名誉を傷つけているのも確かだネ。と、ここまでは前振り。

 先日「Qさま」(という名前だと思うけど)というクイズ番組は、途中からだけど珍しく最後まで見続けたヨ。というのも問題を戦国時代に限定していたので、興味が優先したからだネ。カズレーザーが相変わらず解答率が高いのには驚くばかりだけど(宇治原が全く答えられなかった「尺」の3通りの読み方を即座に正解したのはビックリ!)そのカズを超えて優勝したのが村井美樹だったのは立派だったネ。この女子は「知恵泉(ちえいず)」などで見かけたことがあるいわゆる「歴女」らしいのだけど、まさか優勝するとはネ。最後の問題をカズや宇治原が解答できなかった問題を、2巡目(のヒント)で見事に正解したのだネ。

 カズも答えられなかったのも当然で、問題が悪すぎたネ。昔の絵を見せながら「若き日の信長を民家から覗いている男は誰か?」というのだけど、そんなの分かるはずがないのだヨ。2巡目のヒントが出されれば斎藤道三(どうさん)だとはすぐ答えられるのだけど、いま評判のキムタク信長が最初の妻・濃姫(映画では綾瀬はるかの役)との見合いをするに際して、父親の道三が見合いの席で会う前に「愚か者」の評判高い若き日の信長をチェックするために民家(?)に隠れて信長を観察している絵なのだネ。

 後で正式な見合いの席には、信長が「愚か者」どころか非の打ちどころのないほどの正装で身を固めて現れたので道三もビックリ、という逸話を絵にしたものなのだネ。これは机上の知識だけでは答えられない問題だから、村井美樹はよっぽど歴史にハマっているのだネ。番組では村井が早稲田卒であることを繰り返していたように記憶しているけど、慶応卒の山崎怜奈が早々と落第していたのを意識させたのかな? そもそも目つきの悪さからして山崎は、愛嬌を振りまいている感じの村井には負けているネ。

 クイズの得意な伊集院光も机上の知識はあっても(知恵も具えているものの)、信長と道三とのエピソードはフツーに(歴史の)本を読んでいるだけでは答えられないネ。村井美樹が正解できたのは、単純に知識を求めて歴史の本を読んでいるだけではなく、歴史を楽しんでいるからなのだろネ。何でも詰め込みはダメだという証拠にもなるかな。

 ともあれ、カズレーザーを超えて優勝してしまうのだからスゴイ!

 

【近況】ジャミラの反省?

 4~5日前にジャミラが大きなビニール袋(真夏にベランダに放置されていたのと同じもの)に、テーブル上のゴミを詰め込んでいる場面に出遭って驚いたヨ。確かにコーヒーカップを置くくらいのスペースしかない机上(ジャミラがいつも食事をしている)が、少しテーブルの地が見えるようになっているのだナ。引っ越してから十数年間、孫家族が来ないかぎり自分でテーブルを片付けることは絶えてなかったのにネ。年末から2週間以上留守のままだったけど(良い方に考えれば義母の介護かも)、帰宅してからは多少ともオトナしくなったかも? ひょっとしたら誰かに注意されてガラにもなく反省して片付け始めたのかな、と思ったもののテーブルの整理はそれほど進んでないネ。

 でも歓迎すべき傾向なので、「暖かく見守る」ことにしているヨ。シンクの食器も小まめに洗うようになっているしネ。義父が知ったら「草葉の陰」で喜んでいるかもネ。

【近況】人間理解  リール修繕  国立ハートクリニック

 このところある人と人間の記憶・論理と感情・自己像と他者理解・プライドなどをめぐって長いやり取りをして、結果的に人間観を深めることができたという手応えを感じたヨ。そのためしばらくブログの更新ができなかったけど、別の人の意見なども聞いて有意義な議論ができたネ。結局自己像と他者(による自己の)理解は一致し難いという当たり前のような所に着地したものの、結論よりもそのプロセスが大事というのもよくあるとおりだネ。更新が絶えていたので、心配してくれた仲間も少なくないかもしれないけど、今日から溜まっているネタを書いていくつもり。

 

 その間、前回の釣り部の際に故障が出てまったく使えなかったリール(糸巻)を上州屋で修理してもらい、次回の部活(3月)への意欲がいや増してきたヨ。パソコンも故障がちだったけど、まさか釣り具まで故障するとはネ(笑)。でも人間(ボク)は故障することなく、先般5回目のワクチンも接種したので盤石だネ。などと油断していると身体の故障が露わになるので気をつけないといけないネ! 

 今朝は健康診断を受けに毎年利用している自家から一番近い病院、国立ハートクリニックに行ってきたヨ。自分でやる自動血圧測定器がイイカゲンな数値を出すのは例年どおりだったけど、血液検査のために血を接種する際、血管から血が採れないと言いながら針を乱暴にあちこち動かすので、生涯最大の腕の痛みを感じたネ。結局腕を変えて何とか接種できたけれど、あんなに下手な看護士は初めてだネ、クソッ!

【読む】最近の読書  柄谷行人『終焉をめぐって』(論文集)

 しばらく現在の読書中の歩を記してないネ。常時10冊以上、読み始めたまま放置してある本がある(この数年間放置してあるのを入れれば軽く30冊はある)のだけど、最近は久しぶりに柄谷行人を読んで改めて感心している。柄谷は最近やたらと風呂敷を広げているけれど(皮肉のつもりは皆無)、文学から思想の方に舵をきった頃からあまり読まなくなっていた。ところがある仲間がハルキ論を書いていて、その草稿に柄谷のハルキ論が紹介されていたので読んでみた。

 「村上春樹の『風景』--『1973年のピンボール』」という論だけど、初出の『海燕』のコピーは持っていたものの未読だった。読んだのは『終焉をめぐって』で1990年の初刊本だから、何を今さらと思われるだろネ。たぶん亡くなったミッチャンの遺本だろうけど、懐かしいネ。ヒッキー先生が院生の頃、一緒にボク(昭和文学会・会務委員長)を支えてくれた人で忘れがたい。

 新しい長編も読んでないくらいだからハルキ論はあまり読まないけれど、さすがに柄谷は読みごたえあるしいろいろ教えられるネ。やはりレベルの違いを感じさせる面白さだから、一読をおススメするヨ。この書の冒頭論文は、

 「一九七〇年=昭和四十五年ーー近代日本の言説空間」というのだけど、当初は表題だけで「思い付きだけだナ」と避けていたものの、読んでみたらとても興味深い。明治と昭和の重ね合わせを提起して、殊に明治45年の乃木将軍の殉死と昭和45年の三島由紀夫の自決を重ねているのは、まさかの連想として苦笑を漏らすかもしれないけれど、読んでみるとナルホドの連続でメチャ刺激的だ。もちろん強引な展開に付いていけないところもあるけれど、こんなに楽しく知的刺激を与える論は多くないネ。これも読まないと損すると言える論だと言いたいネ。その他、

 「大江健三郎アレゴリーーー『万延元年のフットボール』」

 「同一性の円環ーー大江健三郎三島由紀夫

の2本を読んだけど、それぞれ読み応えがある。「死者の奢り」の頃以降の大江健三郎には興味がないし、特に「万延元年のフットボール」は同時代に読み始めた記憶があるけど、世間が騒ぐわりには読みにくいしツマラナイので放置したままでいた。柄谷は想定以上に面白く論じているので通読できたけど、作品を読もうという気にはならなかったナ。でも三島と比較した後者の論は実に面白かったネ。柄谷は大江のみならず、三島もとてもよく理解しているので驚いたナ。

 この書は講談社文芸文庫に入っている気がするので、入手して読むことを断然おススメするネ。まだ読んでないけど、武田泰淳中上健次・森敦(一橋大院で取り上げたネ)・廣松渉などが論じられているので、これから読みたいネ。

 

 柄谷以外の本について書く余裕がなくなったので、機会を改めてネ。

【近況】パソコン完全回復!  生涯サイコーの豪遊

 昨日はまたユウ君が自家に来てくれ、パソコンが完全に回復したヨ。

 メールを開こうとすると何度も「パスワードを入れろ」表示されるので、パソコンを開かなければそれは分からないだろ!」と怒っていたものだ。だからNTTの技術者も結局回復できずに、以前使っていたアウトルックのメールを使えるようにして終わった。その時言われたのは、ケイタイを持っていればそちらにパスワードが送られるのだが、ボクが持ってないのでそれが不明のまま苦労してくれたようだ(結果はダメだったけど)。

 ユウ君が来てくれて分かったのは、パスワードはユウ君のケイタイに送られていたのだネ。年末に来てくれた時、ボクのNTTぷららの登録にユウ君のケイタイ番号を記してあったのだネ。というわけでアッという間に一件落着! 寒い中わざわざ来てくれたユウ君に感謝!

 

 そのお礼だけというわけではなく、昨日はユウ君ペアが交際2周年ということで記念の祝いを吉祥寺でする予定だった(店は前回来てくれた時に3人で探して決めておいた)。まずは釣り部でいつもアマッチが差し入れてくれる「よなよなビール」の直営店でフィッシュ&チップス(イギリスで唯一美味な物)などをつまみながら喉を潤してから、高級ステーキ店に向かった。ステーキの前に憧れの的であるフォアグラ(けっこう安価)はじめ数点をつまみにスパークリングを飲み始め、それが空いてから赤ワインに移った。ワインのメニュを見ながら店の説明を聞いていたら、前回国立の「せきや」とう酒店で教えてもらったフルボディならカリフォニア産だということに加えて、ボクの経験では一番フルボディというブドウの種類=カベルネ・ソーヴィニヨンだったのですぐに決まった。これが絶品! このままこのワインでも良かったけど、せっかくだから2本目は別のものにしようと言ったのは覚えているものの、ステーキ食べながら飲んでいるうちに意識が途切れている。

 ステーキは若い2人は200グラムを勧めたものの、他の物も食べたいということで100グラム止まり。アスミンがフィレでレアと指定したのは「らしい」感じだったのと逆に、ボクがサーロインでウェルダンというのも子供じみた感じだったネ。ユウ君はサーロインでミディアムとこれも「らしい」かな。

 気づいたら飲みきれないワインを店が持ち帰るようにしてくれていて、帰る場面だったネ。釣り部で飲んでいる時はそのまま一眠りしてから「復活」するのだけれど、外で飲んでいたのでとアブナイ状態だったしだい。帰り道の電車内のこともよく覚えてないけど、国立でユウ君がタクシーでボクを送ってから自家に帰ると言ってくれた。以前同じようにアブナイ時にユウ君がボクの家まで送ると言ってくれたのに、ボクがダイジョブだと言い張った結果、自家の付近で道に迷ってしまったことを思い出してくれたのだろネ。

 アブナイ状態になってしまったけれど、生涯サイコーの豪遊だったネ。栃木在住の仲間には、真岡高校で2度も頂戴した謝礼で2度豪遊したけれど、ユウ君はその場にいなかったのでその代わりの意味も込めて酒と料理を楽しんでもらえたヨ。

【近況】またインターネット事故  →現在はいちおう回復

 今日の昼過ぎにメール・チェックしたけど、夕方もう1度メールを見ようと思ったらログインできず、安全のため本人であることを確認するワンタイム・パスワード(6桁の数字?)を送ったからそれを記せという画面が現れた。そもそもメールの画面が出ないのに送られても見ることができないのに、何をムチャなこと言うナと思ったものの手の打ちようがない。仕方ないのでまたNTTに電話して、指示にしたがって技術者と画面を共有する直前まで進んだところで挫折した。技術者が別の共有の仕方を勧めたので(今回から2ケ月は無調ながらその後は有料、以前1年ほどやってもらったことがある)それを頼んだら、別の技術者と何とか画面の共有ができて彼がボクの代わりに何とか接続にチャレンジしてくれた。

 自分では分からなかったところへ進んで手続きをしてくれたものの、何度やっても上手く接続できなかったので不安だったヨ。長時間チャレンジしても接続できなかった彼の説明では、現在ぷららのメールに障害が発生しているので接続ができないのはボクだけじゃないとのこと。いつ回復するか分からないので、以前やっていたアウトルックのメールが代用できるようにしておくから(メアドはそのまま)、しばらくはそれを使うようにとのことだった。メールができればボクとしてはどちらでもかまわないので、今はそのままアウトルックでメールのやり取りをしているところだヨ。

 それにしても無知そのものの世界であるPC相手に長いこと時間をムダにした感じで、小峠の言い回しで「なんという日だ!」と叫びたくなったヨ。

 

#  以下の記事は20日午前5時の段階では解消されているので、消去する予定。

 ともあれ皆さんからのメールは受信できる模様。それにしてもPCは分からん!

 

@ 今度はアウトルックが開けなくなってしまったので、メールができていない。

 先ほどユウ君がメールをくれたので、言い忘れたことを伝えようとしたのに、それが伝えられない状態が続いたら(皆さんとのメール交換ができないままだったら)どうしよう?

【見る】大河ドラマ  「鎌倉殿の13人」のラストはツマラナイ!

 フツーのドラマは見ないけど(向田邦子阿修羅のごとく」は素晴らしいと思ったけど)、大河ドラマは歴史好きなので見ることが多い。しかし最近始まった家康はあまり見ようという気にならないネ。権力奪取の過程などで家康という存在が許容できないのがその主因だけど、秀吉晩年の狂乱ぶりがそれを許したというのも仕方ないかな。信長は天才的と言えるだろうけど、独裁者の下では人々は不幸になるしかないのでノーだネ。光秀に殺されて良かったし、上記3名の権力者以外の光秀を取り上げた大河は評価したいネ。

「鎌倉殿~」は三谷幸喜作なので強い関心を持ってほぼ毎回見ていたヨ。義時を主人公にした着眼は興味深いものの、難しいことにチャレンジしたものだネ。ボクの大好きな太宰作品「右大臣実朝」でも、義時は見え隠れしながらも結果的に北条氏のために源氏から政権を奪取した人物としての印象を残している。「英雄たちの選択」では、磯田道史さんは義時は(父親の時政のような悪の元ではなく)周囲から押されるような才能の持ち主だと言っていたと思う。

 本人には悪意がないながらも、結果的に北条氏のために源氏のみならず他の御家人を滅ぼし続けた「苦悩の人」としての義時、というのが三谷が作った像だろう。小栗旬はじめ出演者が集まってラスト・シーンの意外さとその感動を語り合った番組を見たので、さぞかし三谷らしいドンデン返しなのかと期待していたら、ワンパターンで枠づけられた「苦悩の人」が最後の涙を見せながら死んでいくラストだったのでガッカリしたヨ。どこにでもあるフツーの終わり方だし、悪くいえば田舎芝居でしかなかったからネ。

 劇作家として高く評価する三谷幸喜の名誉のために黙っていたけど、新しい大河が始まったので言ってもいいかなと思って書いたしだい。

 

@ この記事を書きながら見た、NHKスペシャルウクライナとロシアの(フェイク)ニュース合戦の番組はとても面白かったヨ。再放送があったら見るとイイね。