2012-11-07から1日間の記事一覧

菊池寛と芥川龍之介  次は志賀直哉

菊池の「形」論は意見も出ないまま、概論の講義に傾いた。 テクスト(本文)と作品の使い分け、テクストの読みを決定するのは作者だと考えられていたのは半世紀も前のこと。 今では読者それぞれの読みが尊重されるものの、恣意的に読んでもいいということで…

堀辰雄と高見順の発表

今どき堀辰雄を選ぶところにセンスがある、と言っていいかも。 といってもアプローチしにくかったであろうことが伝わってくる両レジュメだったが、已むをえない(けどエライ)。 最初の発表としては、健闘ぶりを賞賛できるものだった。 高見順も同上のことが…

知らないと恥をかく重要語 「研究法」2回分のメモ

小林幸夫の「網走まで」論を丁寧に読んでいる。 (1回目)最初から飛ばした感じだったから、今回から参加した2年生にはワケが分からなかったのも当然か。 何事にもあれ、準備(予習)をしておかないと十分には吸収できないのは当たり前。 この授業は論文要…