詩ではなく小説でした

 犀星の詩は昔から結構読んでいたのに、石川さんはボクの記憶に無い珍しい作品に興味があるんだ、と思っていたら何と小説の名だった。お勧めできる「性に目覚める頃」をはじめ「杏っ子」など幾つかの小説は知られているけれど、犀星は(生活のためだと思うが)沢山の小説も書いている。しかし有名な数作品以外は殆ど認められていないので、そこから再評価できるものを掘り起こせたらリッパな研究と言える。皆で石川さんに導かれながら、犀星小説の再発見に臨もう。
 文庫は「杏っ子」くらいしか無いそうだから、古書店で日本文学全集の犀星集を探し出せば200円くらいで手に入るはず。授業では無名作品ばかりだから、この際、有名な作品も読んでおこう!
 テキストは9日に配布します。