吉行も面白い!

 忙しくて昨日の昭和ゼミは何をやったのか、すぐには思い浮かばないほどです。土日と2つの学会に参加した疲れもあるからでしょう。週に1度は休め、というキリスト教の教えは真っ当です。
 さて吉行淳之介「樹々は緑か」だと思い出しました。レジュメそれぞれが力の入ったものだということも思い出しました。
登場人物に対する語り手の呼称の変化、内部と外部の連動という問題、テクストに露出している色彩、表題の意味などなど、種々の課題に満ちたテクストだということを熱の入った議論が明かしてくれました。吉行ファンであるジェームス君の補足はさすがでしたし、多声的な討論がとても面白かったです。プリンス・グッチの卒論は心配無さそうで何よりです(てか?)
 終了後は期待の新人加藤譲の滋賀土産・餅いり羊羹等から始まり、ジェームスお手製のお好み焼きが質量ともにヤバイものでした(言葉の使い方、合ってるかな?)。イチロー君のデパ地下仕入れの焼き鳥(これなら食える)とコロッケが霞んでしまいました。雨で参加者が少ない上に、食べ物が多かったので残りましたが、希望者の土産となりました。
 次回は再来週になりますが、谷崎だそうです。作品は未定。