東京学芸大学はステキな所だヨ!

君子が豹変したわけじゃないけど(ちなみに「豹変」と聞くと皆が悪いイメージを抱くけど、実は状況に応じた対応ができるという肯定的な意味だヨ)、先日「東京学芸大学はセクハラ天国か?」というタイトルで執行部の対応のイイカゲンさを批判したせいかどうか、担当副学長がやにわにクレイ爺のセクハラを始めとする種々の犯罪(ハラスメント)の証拠固めを始めたと聞こえてきた。
遅きに失した感はあるものの、被害者が泣き寝入りを強いられたまま心の傷を引きずるよりは、罪が罰せられることで少しでも癒されることは望ましいと思う。
ただセクハラの場合は、被害者に状況を語らせるのは二度目のセクハラになると聞いているので、時間をかけて傷口をふさげた人の例だと、思い出させることで改めて傷の痛みを与えることになり、やはりもっと早く対応すべきだったと責任を追及したくなる(担当副学長は早くから情報を耳にしながらも「過去のことだから・・・」と逃げ腰だったという)。
もっとも、クレイ爺の他の被害者の場合は、未だに傷痕が深くて爺の声を聞くだけで身体に症状が現れるほどだとも聞いているので、しかるべき罰が降されれば少しは癒されるのではと期待したい。
傷を受けたのは人間だけではなく、当の学芸大学の名も深く傷つけられたと言ってもいい。
留学生の弱い立場に付け込んでセクハラをする教員がいても、そしてそれを訴えても、キャンパスライフ委員会や執行部が望むような対応をしないのだから、見えない所で学大の評判が落ちてもやむを得ないところだった。
場合によっては国際問題にまで発展しても可笑しくないことで、執行部の処断の仕方しだいでは、まだその可能性は残されていると思う。
前の執行部の優秀な「番頭」なら、罪人を処罰して浮いたカネを有効に使用することを考えているところだろう。
そのころセクハラでクビになった教員に関する報告をする際に、当時の学系長が「退職金はゼロですから」と嬉しそうに(?)に付け加えたのを思い出す。
ともあれ、学大の執行部がセクハラ退治に動き始めたと理解し、学大の汚名を雪ぐ(そそぐ)方向を示した点を評価し(評価され)たいと思う。
学大の卒業生ではないボクも、学生時代から学大の国語科に憧れを抱き続けていたので(日本文学研究者の質量の高さは、空前の質の高さを誇った当時の東大に引けを取らないくらいだった)、学大の名が傷つくのは残念でたまらない。
文学研究者ではないながらも、学大国語科に犯罪教員がいるとなっては不愉快極まりないし、見逃すことができないのは当然だろう。
何度でも吠えてやる!(「つぶやき」をやってる場合じゃないよネ)

@ 昨日・今日は東京学芸大学連合大学院の入学試験だった。2年間、言語文化系教育講座の主任を押し付けられてきたボク(適任者は数人いたのだが、揃って忌避された)としては、近年にない解放感に浸っている。
クレイ爺のセクハラ(その他)問題に時間を割けなかったのも主任の仕事のせいもあったので、早速一言した。(執行部の腰の重さに比べて、大きく評価してもらいたい)。
これを記しながらも、一方では地方で教員をしながらも大きな壁に突き当たっている卒業生と電話やメールで相談しているのだから、吾ながら褒めてやってもいいかな。
しかし二日連続で朝から出勤じゃあ、さすがに疲れて眠いので、今日はこれにてお終い。
(疲れると呑む気も起きないもんだネ)