ヒグラシゼミ(感想)

12日に今夏第一回のヒグラシをやりました。
大学が夏季休暇のせいか、研究室のエアコンが入らず、第三演習室で約3時間の議論。
発表は「関係の違和」というタームで論じた、魅力的かつ呪縛的な吉本隆明島尾敏雄論から、大胆に離れようを試みた(その意欲はスゴイ)ものでしたが、今一つ抜け切れていない上に、自説の傍証がテクストから引き出せなかったので、十分な説得力を発揮できませんでした。
でもつまらないテクストとばかり思っていたのに、発表者の近藤さんにとっては、読むのが楽しくて仕方ないほど素晴らしいのだそうで、同感はできないものの、世間の広さを実感できました。
参加者はレポの私設(?)研究生の他に、院生2・学部生2ですが、院生の一人は立教大生でした。
(レポートの提出日だったので、そちらが忙しくて参加できなかったヒトもいたようです。)
演劇マンのコーヘイと同じ漢字のコーヘイ君で、ふだんの授業でも殆ど欠席が無い上に発言も多い模範生ですが、遥々(?)学大まで参加して来る意欲は学ぶべきです。
学部生の2人は立教院の授業に1度参加したことのあるヤル気満々の内臓オンナ(昭和ゼミでの呼称)と、夏合宿で島尾夫人であるミホさんの作品を見事に読み説いたミサキちゃんでした。
コーヘイ君の歓迎のみならず、レポを始め参加者の慰労を含めてアフターを始めましたが、8時近くになってやっと飲み会の主役である釣り師のユー君が、さらに遅れて中国で教員をしていて一時帰国中のグッチが加わり、遅くまで騒がしく楽しく深く(?)呑みました。
内臓オンナが後片付けをしてくれていたのは覚えているのですが、またパソコンの前で眠り込んでしまったので解散が何時だったかは不明。
目が覚めて帰宅したのは4時過ぎでした。
グッチの土産のお茶は呑めませんでしたが、昭和ぜミでは「寿司小父さん」と呼ばれているユー君が、その名のとおり寿司を差し入れてくれたので、こちらで用意した刺身と共に白ワイン向きの肴(さかな)が揃って・・・赤ワインも用意したのですが、実は合宿で卒業生からチーズを差し入れてもらったのに、当日それを合宿参加者に供することを忘れていたお詫びの意も込めて持参しました。
ともあれ、よく呑んだ夜でありました。
いつもアフターをするつもりはありませんが、次回のヒグラシが決まっていません。
学大・一橋大・立教大の学生・院生・卒業生でヤル気のあるヒトを待ってます!
(昼になるというのに、まだ酒が抜けきれないまま、ダラダラ記しました。)