島尾敏雄「月下の渦潮」

8日は表記のとおりで、テキストが必要な人は関谷まで連絡して下さい。
1日の「いなかぶり」は意外に充実した議論ができました。
近藤さんのレジュメが挑発的で面白かったせいでしょうが、不思議なテクストからその魅力を引き出した近藤さんの手柄でしょう。
近藤さんの言う「夢と現実」の交錯というテーマを、「はたて」(崖っぷち?)の行き帰りにおけるシムヤと婆との立場の転換を絡めつつ、<語る現在>と<語られる過去>との差異を前景化して論じればとても面白い論になる可能性がある。
これ以上は「宿題」にしたので記さない。
島尾のテクストが精読に耐えることを証明できるだろう。