学会にも行くヒマが無くて・・・  山田有策さん

1日の近代文学会に行けず、明日の昭和文学会こそ行かねば! と思っていたのに、行けそうもない。
アホなことに、自分の退職記念号である『学芸 国語国文』に載せる業績一覧の記録がパソコンにもプリントしたものも見つからない。
ボケの極み! (何度も何度も探したのに・・・むやみに時間ばかり掛かって。)
探してないものを発見できる喜びも無いではないが、≪探し物とオンナは探しても出てこない。≫という自作の格言に感動していても仕方がない。

仕方がないので自分の業績を探す作業に励んでいた(いる)毎日だが、記し方の範例として山田有策さんの退職記念号の業績一覧を参考にしている。
そこで改めて気付かされたのが、自分がいかにこの人の背中を見ながら生きてきたか(オオゲサでなく)、ということ。
故・柘植光彦さんと並んで、全共闘の大先輩として崇めていたのは無論のこと、特に学大に赴任してからは、山田さんに自分の将来を見通していると自覚することが度々あった。
山田さんの後頭部を見ながら、オレもいつかこんな風に薄くなるのか・・・と悲哀を感じる時でさえも、である。
それにしても山田さんの業績の多さには圧倒されるばかり。
≪業績とオンナは量より質。≫という、これも自作の格言で負け惜しみを言ってられない充実感だから、スネオは一生涯ジャイアンを超えられない! と当たり前のことを痛感するばかりだった。
自分では嫌がる山田さんに特任教授をやってもらいながらも、自分が現講座のスタッフから特任教員を勧められてもお断りしたのは、余分に残るほどの存在ではないというスネオのスネ振りではなく、単に余生を蓄えた書籍の読破に費やしたい一念からではある。
若いお友達(卒業生)と時々ゼミのようなことをやりながら・・・3月が待ち遠しい!