短歌・俳句番組  高橋源一郎  吉本隆明  三島由紀夫

今、Eテレの「短歌」(火曜午後3時)を見ているのだけれど、いつも起きていれば(昼寝の時間に重なりがちだから)「俳句」(水曜同)と共に見る番組だ。
ただお笑い芸人(キモワルの井上)を始めとする素人ばかりが出る週があるので、それは時間の無駄だから敬遠している。
今日は月に一度の永田和宏が担当し、ゲストが高橋源一郎(高橋源と聞くと高橋源太郎というタレントの名前が先に浮かんでしまう)なので面白い。
源一郎といえば、先般吉本隆明の特集番組があると紹介したら、都合5名ほどの人から番組を見て良かったという感謝のメールが届いたけれど、その特集に源一郎も出てきて「吉本は自分の師匠のようなものだ」と発言していたのが印象的だった。
ブログにも記したけれど、チョッと年下の源一郎に限らずボク等の世代にとっては、ヨシモトは確かにいろんな意味で「師匠のようなもの」だったのは間違いない。
世界でも独自な思想はもちろん衝撃と共に受け止めたし、生き方の上でも仰ぎ見つつ自己を検証する指標だった。
吉本の代表的評論「共同幻想論」を読んだ同世代の三島由紀夫が「感動して身体が震えた」と言ったことは忘れないが、吉本を特集した「日本人は何をめざしてきたか」というシリーズが24日には三島を特集するのでおススメです!
三島の最期の愚行にも深くて強い思想が読み取れる、というのが20代はじめにボクが書いた三島由紀夫論の趣旨なんだナ、知らなかったでしょ?