「橋下 × 羽鳥 の番組」  森達也はイイね  ホリエモンは三歳児

番組が始まった頃は面白そうなので夕食(午後11時過ぎがボクのフツーの夕食時)を摂りながら「橋下×羽鳥の番組」を見ていたものだけれど、間もなくゲストもテーマもしょうもなくなったので番組もすぐに消えると予想していた。
それでも先週はゴーマニズムの小林よしのりが登場して盛り返し、さらに今週は(今は)引き続いて映画監督の森達也だったので見逃さなくて良かった(ただゲストは最初の1人でいいのに、いつも後半の別のゲストになると俄然ツマラナくなる)。
映画監督としてはオーム事件を素材にした「A」で知られ(観たいと思いながら実現できてない)、最近では曲を代作してもらっていた佐村河内を撮った「FAKE」がある。
この森さんという人、朝日新聞のコラム記事や映画評で感心させられることが多かったけど、橋下相手に期待どおりの鋭さで説得力がある。
橋下徹のダメなところは以前記したけれど、根本には強烈なコンプレックス(劣等感)に基づいた決めつけ・思い込みが激しすぎて他人の意見を正確に受け止めようとしないこと。
今日の森氏の冷静さと認識の正確さに対照されて、橋下の決めつけ方の片寄りが目に見える形でハッキリした感じが強かった。
森氏からも直接その決めつけ過ぎを厳しく指摘されていたけど、上から目線を変えられない橋下は指摘された欠点を口先では認めながらも、「バカは死んでも治らない」だろう。

その橋下もホリエモンに比べると、論理を操る能力では遥かに優れている。
消えたと思って喜んでいた西川史子サンジャポに復帰してからは見ない番組だけれど、先週だったかたまたま覗いたらホリエモンが出ていたので嫌な予感がしたとおり、大麻で事件を起こした元女優を不用意に弁護していた。
というか大麻を法律から自由にしたがる発言をして、西川はじめ出演者全員から反対されていた。
賛同者が1人もいなかったら、急に態度を変えて「自分はこだわってないから、どうでもいいンだ」と居直ってしまい、まるで三歳児。
あれじゃあ他人と議論ができないネ、他人の言うことを聞かずにやり放題しようとするから、刑務所まで行く騒ぎを犯したのも避けがたかったわけだナ。
三歳児と言えば、元学芸大のセクハラ教員・クレイ爺に献呈した蔑称だけど(ベテラン教員から「アイツを三歳児と呼ぶとは、あなた表現上手いネ」と褒められた)、三歳児としての症状の現れ方には違いがあるものの、ホリエモンも同列の三歳児だネ。
常識に囚われないことを言って反対されると、ヘソを曲げて理解し合おうとせずに自閉してしまい、自分の短慮から抜け出ようとはしないので手が付けられない。
さらに気付いたのは我がジャミラもこれとソックリで、他人の意見は全然聞こうとしないで相手を決めつけるので、別居できない身としては疲れるばかり。
先日は「殺してあげようか」などと物騒なことまで言い出したので、何をかいわんや! 続ける意欲も薄れたので擱筆します。