昭和文学会秋季大会  大東文化大学  ルオー展

学会と記せば「聴く」ために行くのがフツーだけど、今日はテーマが「炭鉱」なのでまるで興味がないから「聴く」ために行ったのではない。
会場が大東文化大学だというので、ケンゴー(藤尾健剛)さんに感謝の気持を伝えるのが一番の目的(具体的には言えない)。
2番目はヨーコちゃん(木村陽子)を励ますためで、艱難辛苦(特に早稲田では)の果てにやっと誇れる大学に就職できてガンバッテいる模様だから。
大病を患って克服したせいか、身体の様子が見違えるほど変っていたけれど(具体的には言えない)、元気溌剌としていたので安心できた。
木村さんは聖心女子大修士課程の院生だった頃から論文指導を続けてきたので、大東に決まった時には殊の外嬉しかった。
3番目は大井田会務委員長や会務委員の皆さんに慰労の言葉(だけ)を伝えるためだったけど、大井田さんには会えずに残念だったものの、無理を言って委員を引き受けてもらったケイコ先生(鈴木啓子)や推薦した関口クン(法政大院)には会えたのは収穫。
おまけにナッキー(山田夏樹)やジッポ(竹田志保)のベテラン委員(2人とも2度目)にも会えたのは「望外の悦び」だったけど、2人とも学大出身だから大井田委員長に協力するのも当然ではあった。
ナッキーはつい最近ボクの苦手な分野である『石ノ森章太郎論』のサワリの章(?)を読んで教えられたばかりだし、ジッポは思い浮かぶ限りでは今年一番の研究書『吉屋信子研究』の著者だし、ボケ頭を刺激してくれたご両人に会えて心中で感謝を伝えた次第。
幹事を辞任した際に「学会には参加するという形で協力し続ける」と辞表に記したとおりを実行したわけだけれど、テーマが「炭鉱」じゃボケ老人にはついて行けないのでケンゴーさんの開会の挨拶だけ拝聴して会場から退散した。
予定ではそのまま西台から内幸町へ行き(直通という便利さ!)、そこから徒歩で新橋のパナソニック汐留ミュージアムのルオー展に向かうはずだったけど、ヨーコちゃんにツカマってジョナサンでお茶することとなった。
長くても30分と思っていたのに、久しぶりに会ったせいか長時間に及んでしまったのでルオーが遠のくばかり。
何とか打ち切って会場に戻ったものの、大井田委員長は会場内だったので会えず、ケイコ先生やナッキー、それと鼎書房の小川さんと話しこんだらルオーは無理とあいなった。
最後の発表者の友田義行さんに会えたら挨拶だけでもと思っていたら、彼の父君の病状が悪化したため参加できなくなったとのことでタイヘンな様子。
ボクが会務委員長だった時にも柴市郎さんが同じ理由でドタキャンとなり、細谷博さんに穴埋めしてもらい(小林秀雄特集だったので)助けてもらったことがあった。
発表が1人減ったせいで早目に終わりそうなので、グズグズしていると懇親会に拉致される危険を感じて慌てて逃げてきた。
会務委員の皆さんや会場校のケンゴーさんのことを考えると心が痛むけれど、外で呑むと危険な症例を積んできた身なので自家で呑むに越したことはない。
国立駅の「ののわ」の魚屋で大好きな貝づくし刺身をゲットして、焼酎ロックやハイボールで大満足、気付いたらいつものように仕事机(ボクの食卓でもある)で眠っていたので先ほど起きたばかり。


ルオーはジャンセンとともに好きな画家のトップ、汐留はたくさん所蔵していて常設部屋もあるものの、今回はバチカン所蔵の作品なども来ているというので久しぶりに行くきになり、大東からは交通も便利だと知って決めたのだが・・・国立からは都心の美術館はどこでも遠く感じるので、今日は絶好のチャンスだったのだけどナ。
でもたくさんの人たちと楽しい会話ができたので、それで満足しなくてはいけないネ。
おまけに目覚めてから見た「有田Pおもてなす」(NHK)では泉谷しげるをテーマでやっていて、かまいたちが泉谷の名曲「春夏秋冬」を見事に取り込んだスバラシイ漫才を披露したり、我が家の3人が落語家をネタに見事なコントを作り上げていたので感心してしまった。
泉谷もスタジオに来ていてバカ受けしていたけど、再放送があれば是非ご覧下さい、その価値があるヨ。


ヨーコちゃんから、ボクのブログは変なニックネームばかりで中学生みたいと言われたけれど、個人情報を出さないための匿名だと応えたら納得してもらえたのは収穫。
同じ受け止め方をしていた人もいるかもしれないから、ここに記しておきます。