聴く

法政大シンポジウム(その2)  田中和生

レジュメを見て驚いた! 個人的にもとても興味のある「日本近代文学におけるリアリズムの流れ」(ボクの言葉)というテーマの講演だったのだけれど、設定された「テクノロジーとアート」という全体の(?)テーマの「テクノロジー」をリアリズムにザックリと…

カンブルラン(指揮者)  弦楽四重奏曲の演奏  マイスキー  ヨー・ヨー・マ

「阿修羅のごとく」を見ながらだから、軽い話題をネ。 最近まったく書けなかったけど、クラシック音楽の話題を2つ。 1つは読響の指揮者だった(である?)カンブルランは、以前から読響の番組で聴くたびに上手いと思っていたものだ。 アシュケナージを常任…

回復!

昨日は無事、昭和文学会に参加できたので、ご安心下され。 チョッとだけ遅れたけど、ずっと起きていられて小林秀雄論に対してはコメントできたし、ユウタ君の発表に対して質問が途絶えて長い沈黙の時間が続いたので、タイムリーな質問もできたヨ。 終ってか…

昭和文学会へ行こう!  12月8日・法政大学

案内を記そうと思っていたものの、まだ先のことだとタカを括っていたら、何とあと1週間後に迫っていた。 昭和文学会の研究集会が市ヶ谷の法政大学で開催され、何と2つの会場で12本の発表が予定されているという充実ぶり。 前代未聞の多さだけど、大井田…

法政大学江戸東京研究センター シンポジウム「文学と東京」  田中和生  山田夏樹

25日のシンポジウムに行ってきた. 昨年度の受講者で今年は茨城県の公立校の教員になっているという須藤クンも参加すると聞いていたので、彼に会うのも楽しみだった。 母校のシンポだけでなく12月の昭和文学会の催しにも参加するという意欲を聞き、とても…

山田夏樹  中沢けい  法政大学江戸東京研究センター

もっと早く記して周知させなければいけなかったのだけど(ゴメン!)、明日ナッキー山田クンの講演が聴けるヨ。 11月25日午後2時40分から、法政大学市ヶ谷田町校舎5階「マルチメディアホール」(新宿区市谷田町2−33) 《学部とは線路の反対側にあ…

昭和文学会秋季大会  大東文化大学  ルオー展

学会と記せば「聴く」ために行くのがフツーだけど、今日はテーマが「炭鉱」なのでまるで興味がないから「聴く」ために行ったのではない。 会場が大東文化大学だというので、ケンゴー(藤尾健剛)さんに感謝の気持を伝えるのが一番の目的(具体的には言えない…

ハイドンのピアノ・ソナタ  吉田秀和  ポゴレイチ  ギレリス  安田淳平

レコード・プレイヤーを入手したお蔭で、時々自家にあるモーツァルト・ピアノソナタ全集を聴ける幸せを味わう喜びをかみしめている。 グレン・グールドの演奏だからきわめて独創的な味わいで楽しくて仕方ない、ということは以前記したとおり。 この全集には…

グレオリオ聖歌の演奏者

以前グレオリオ聖歌のレコード推奨版の話をした時に、演奏者を調べる手間を省いてしまったけど、レコード・プレイヤーをゲットしたのをきっかけにレコードを整理し直したら、その盤を見つけたので改めて紹介します。 サン・ピエール・ド・ソレーム修道院聖歌…

ららら・クラシック  バッハ「ゴルドベルク変奏曲」  ラジオ放送大学「西洋音楽史」  岡田暁生

今までにも複数回は推奨した番組だけど、19日夜のバッハ解説は実に素晴らしいもので感動したと言っていいくらい。 木曜午前10時25分から再放送があるので、ぜひ録画するなりして見てもらいたいネ。 バッハのスゴサが初めて理解できた気になったヨ。 作…

レコード・プレイヤーをゲットしたヨ!  TEACは言葉足らず?  モーツァルトのピアノソナタ  グレン・グールド  リパッティ

レコードはクラシックとポピュラー全部で70枚くらいあるのだけれど、10年ほど前にプレイヤーが故障してから聴けてない。 音楽はオープン・デッキ、カセット・デッキ、ブルーレイ、DVD、CD、ビデオ等で聴けているのでほぼ満足しているものの、ボブ・ディ…

聴きながら昇天したい曲  ブルックナーの交響曲

あまり読み手の多くはないクラシック音楽の話題は溜まる一方だけど、強行突破しよう。 22日のNHKの「クラシック音楽館」はいつものN響ではなくノット指揮の東京都交響楽団だったのだけれど、曲目を直前まで知らなかったので事前にお報せできなかったのは残…

チョン・キョンファ(鄭京和・ヴァイオリニスト)  マリア・カラス  千住真理子(千住明)

あまり関心のある人がいないクラシック音楽の話題、たまには書かないとネ。 毎朝5時からBSプレミアムでクラシック音楽を1時間弱流してくれるのはご存じだろうか?(レイコちゃんは毎朝通勤前に聴いているそうだ。) ほとんどが室内楽なのも特色で、時々ハ…

TWICE は聴けた  AKB などは無理  MUSIC FAIR

MUSIC FAIR(フジテレビ、土曜6時から30分)は時々聴ける歌手が登場するのでチェックが欠かせない、おススメの番組。 8月18日には森山直太朗が新曲「人間の森」を披露していたので録画できたのだけど、一緒に家入レオというほぼ未知の女子が歌っていた…

放送大学  「知恵泉」  F・コレマツ  トランプの民族・宗教差別

昨日までは集中講義とかで貧しい(ボク等の関心から遠い)内容だったけれど、今日から一新されて面白くなった。 昨日まではラジオの方で毎朝6時から日本仏教の歴史が2コマずつ放送されていただけで(早朝聴くのはタイヘン)、テレビの方は日本外交史が流さ…

「Covers」 前野健太

あと20分くらいで始まるという番組を推賞しても間に合わないのは承知ながら、この歌手のこの曲だけは記しておかなければ気が済まない。 まさか今日が再放送日とは知らなかったので、申し訳ない。 ともかくもBSプレミアム、11時半から聴いて欲しい。 主…

サイモン・ラトル  マーラー

このところ実家の土地の件で少々忙しかったので、久しぶりにブログを記していたら、「プレミアムシアター」でベルリンフィルの常任指揮者を20年務めたラトルが辞任するにあたっての特番が始まった。 楽員のインタビューが面白いので画面から目を離しがたい…

ベートーベン《ヴァイオリン協奏曲》のカデンツァ  篠崎文紀  グローバー

日曜の「クラッシック音楽館」で最高級レベルの信頼を置く指揮者パーヴォ・ヤルヴィとN響がベートーベンのヴァイオリン協奏曲をやるという。 いつもは録画するものの、クレーメルやキョンファ等のヴァイオリン演奏で数種類録音・録画してあるので聴くだけに…

グレオリオ聖歌

2週間ほど前だったか、地元の古書店に並んでいたCDを見ていたら「グレオリオ聖歌」を見つけた。 300円だったのですぐゲット、自家で聴いたけど期待した歌い手たちではなかったのでチョッとガッカリ。 学生時代によく聴いたレコードの演奏家とは違って…

東京学芸大学国語国文学会  鏡花「甲乙」論

イー君の本番の発表、ボクは寝過ごして最後の所しか聴けなかったけど、だいぶ刺激的な内容と受け止められ、多くの質問・意見が寄せられたのを聞くことができた。 「二人の芸妓」などテクストだけでは読み切れない問題はスルーして、イー君が読み切れた自信の…

「らららクラシック」  スティーヴ・ライヒ

今朝の朝日新聞のテレビ欄を見て驚いた。 何と「らららクラシック」でライヒを取り上げるというのだから。 あまり演奏されない作曲家だから知らない人も多いだろう。 知っていても好きだという人も少なかろう、何せ同じフレーズをくり返し奏でるだけなので飽…

是枝裕和監督「そして父になる」   バッハ「ゴルドベルク変奏曲」  グレン・グールド

今夜9時半からフジテレビで放映。 以前テレビで観た映画なので、途中10時から1時間はBS-TBSの「諸説あり!」で「薩摩最強伝説〜戦国編」に浮気しながらも、最後まで観た。 この映画のリリー・フランキーが役になりきっていない印象だったので、「万引き…

ヴェルディ「ドン・カルロ」  BLの世界  「らららクラシック」

明日(木曜朝1025分から)Eテレの「らららクラシック」の再放送で「ドン・カルロ」を取り上げるのだけど、あまり面白みを感じないオペラながらこれをBLの視点から読み解いていて笑わせてくれる。 元AKBのメンバーとかいう子もゲストに出演していて面白が…

近代文学会春季大会  市川遥さんの井伏鱒二論  聖心女子大大学院  木村陽子  法政大学大学院

2日目はわざわざ出かけるほどの興味を覚えなかったのでヒグラシゼミを入れてしまったけど、1日目は井伏鱒二など関心があるので出かけた。 市川遥さんの井伏「遥拝隊長」の発表はメタファー読みで面白かったのだけれど、「びっこ」やキチガイという差別語に…

日本近代文学会  江戸川乱歩  井伏鱒二  中野重治  安倍公房

5月26日(土曜)午後2時〜 早稲田大学16号館 江戸川乱歩・井伏鱒二「遥拝隊長」・中野重治「梨の花」・安部公房「人魚伝」と「砂の女」についての発表やパネル討論会があります。 詳しくは学会のホームページを見て下さい。 学会員でなくても歓迎され…

オペラ「ナブッコ」  「恋するクラシック」  小倉智昭  厚切りジェイソン

午前0時からBSプレミアムでヴェルディ「ナブッコ」を(第1・2幕)を録画しつつ聴きながら呑んでいた(第3幕は昔ビデオにルイージ指揮ウィーン・フィルで録画済み)。 あまり有名ではないオペラかもしれないけど、第3幕のユダや人たちの合唱「行け、わが…

らららクラシック  ムラヴィンスキー(指揮者)  ショスタコービチ  社会主義リアリズム  島田雅彦

去年4月からMCなど一新された番組だけど、昨日(金曜夜9時半〜)はまた今までにない内容だった。 ムラヴィンスキーという旧ソ連時代の指揮者の紹介に徹していて、特定の楽曲の紹介・分析ではなかった点でとても新しい(時々こういう風に特定の音楽家の特集…

ピアノ音の良し悪し

ヤワな話題をもう1つ。 昨夜まだ酒が抜けきらない時分にテレビを点けていたら、偶然「芸能人格付けチェック」という番組でピアノの音を「芸能人」に判定させていた。 たぶんプロの世界で一番支持されている歴史あるスタインウェイ(&サンズ)と、名も無い…

「タイスの瞑想曲」  「シエラザート」

最近はむかしの卒業生の音楽ファンとのやり取りが楽しい。 在学中だけでなく今もOG・OBの楽団でもコンサート・マスター(ヴァイオリンが上手く指導力もあるという証)をしているというミユキちゃんから、本間ちひろ画伯(元学大助手)の挿絵があるという…

放送大学  「現代フランス哲学を学ぶ」  本郷和人

最近は一段と放送大学の視聴者としての生活が多くを占めている感じ。 お蔭で読んだり書いたりする時間が減っているのは明らかながら、おススメ番組もあるので記しておきたい。 とはいえテレビの方は録画してもらえばいいのだけれど、ラジオの方は(ボクはテ…