昭和文学会へ行こう!  12月8日・法政大学

案内を記そうと思っていたものの、まだ先のことだとタカを括っていたら、何とあと1週間後に迫っていた。
和文学会の研究集会が市ヶ谷の法政大学で開催され、何と2つの会場で12本の発表が予定されているという充実ぶり。
前代未聞の多さだけど、大井田義彰・会務委員長らしさの現れかな?
12月8日(土曜)午後1時〜 外濠校舎S407・S505教室
出し物と発表要旨はホームページに掲載されているそうだから、詳しくはそちらで確認の上で聴きたい発表だけでも行くといい、参加自由だから。
学大修士(5年ほど前)のイー君(今藤)も鏡花で発表するヨ、大川武司という人も発表するけど学大修士の彼かな?(会社員となっているから違うかな)
立大修士課程のユウタ君(渡部裕太)も珍しく平林たい子で発表するというのだから、ヘンに楽しみだネ。
小林秀雄で発表する伊中悦子さんは、ボクが研究を始めた頃の実績ある人だけれど、全然消息不明だったのでいきなりの学会発表でビックリしている。
日本で最初に小林研究を始めた吉田煕生先生(東京女子大)の優秀な「教え子」だったものの、女性によくあるパターンである子育てで研究から遠ざかってしまったままなのかと思っていたので、復帰しての再登場だとすれば嬉しいこと限りなし。
ただ復帰したものの、ブランクが響いて往年の切れ味を失くした女性研究者の論文を査定したことがあるので、伊中さんが〈現役の研究者〉であることを祈るのみ。
このところ若い世代の小林研究者が現れてこないので(批評家はいるようだけれど好評は聞かない)、伊中さんの活躍に期待するところ大、という心境です。
気が多い性分なので、太宰に対する興味が無くなり安吾に集中したいと思っていたものの、法政の院生などの若い研究者からの刺激であれこれと気が散っているところに、伊中さんの誘導で再び小林秀雄に惹かれ始めたら収拾がつかなくなりそうで(嬉しい)心配。
それにしても安部公房についての発表が3本もあるとは!(澁澤も中上もあるでヨ)