【見る】放送大学「舞台芸術の魅力」  青山昌文  渡辺大  小木博明  高橋和夫

 先日は放送大学でも飛び抜けて素晴らしい「日本美術の近代とその外部」の再放送情報を伝えるタイミングを逸して、残念かつ申し訳ない思いをしたばかりだけど、現在は見やすい夜9時から「舞台芸術の魅力」の再放送を毎日2回分ずつ放映している。たった今も第10回として古井戸秀夫という東大特任教授が「歌舞伎」を講じていて、とてもレベルの高い講義でおススメながらも、ボクは以前録画してあるのでBS朝日の「京都ぶらり歴史探訪」のSP4時間番組を見ながらブログの更新のまとめ書きをしているところ。

 いつもならBS日テレの「ぶらぶら美術館」を見てるのだけど、今日はラリックの特集でグラスには興味がないので(小木博明を見るとムカツクし)歴史の番組を選んでいる。でもこちらでも渡辺謙の息子の渡辺大というタレントの態度が、親の七光りだけのフテブテシさが不快ながらも、歴史番組の面白さに惹かれてガマンしている。小木はこの上なくバカで愛嬌もないけど、渡辺大は若いのに態度がデカすぎる点が難だけど、小木のようなバカじゃないから耐えられるのかな。

 

 また話がそれたけど、問題は「舞台芸術の魅力」で青山昌文が担当している「オペラ」と第7回「ミュージカル」の稀に見るレベルの低さネ。他の講師がどなたも十分な素養をお持ちで、ボクが無知な「バレエ」の回をはじめとしてとても勉強になったけれど、青山の回だけは得られるものがゼロなので録画していない。昨夜もブログを更新しながら、これもボクが無知な「ミュージカル」を聞いていたけど、ロイド=ウェッバーの名作中心に名曲を聴かせるだけで、一言も講義らしいことが言えなかったネ。

 曲の次はわざわざブロードウェイまで行って「オペラ座の怪人」の舞台となった地下まで紹介したり、挙句の果てはパリ・オペラ座の屋上(屋根の上)まで上ってみたりするだけで、いずれにしろ洋行したお上りさんの自慢話に止まっていて、講義を採点すれば100点満点の0点だネ。何で小木博明並みのレベルでしかない舞台芸術の番組にまで、青山がシャシャリ出たのか不明ながら、ニューヨークやパリなどへ出張費をムダ使いしてハンセイの色がない所が渡辺大を超える無神経なフテブテシさだネ。中東政治についてたくさんのことを教えてくれた高橋和夫さんが、世界を股にかけて取材に駆け回るための出張費がかさむのを、番組内でも申し訳なさそうに語るのと真逆で、青山はわざわざ出かけた甲斐の無い番組作りをしているのだから、税金のムダ使いでもあるネ。

 ともあれ遅まきながら、「舞台芸術の魅力」の残りの回をご覧下さい。とても勉強になります。