【状況への失言】非常事態宣言をめぐる安倍晋三と小池百合子の確執  コロナをプラスに!  被害者意識ではなく加害者としての意識を!

 大変なことになったと言うより、出すのが遅きに失したということなんだろネ。海外のメディアから見ても、安倍政権の対応の悪さはヒト事ながらもイラ立たせるようだ。当初は小池百合子も同伴で決断を延ばしているものと思っていたところ、最近では小池の方が早く宣言を出すように焦って安倍と対立していたようで不可解だった。2人そろって自分のことしか考えていない極悪人で、安倍の方は財務局員を自殺にまで追い込んでおきながら素知らぬフリをしていたし、自分のために野党を分裂・弱体化させた小池のことだから、決して都民の生命を守るために感染防止のために厳しい限定をしようとしているわけではないのは明らか。この極悪人同士の確執の元は何なのか?

 要するに小池の頭の中には、間近にひかえた都知事選挙のことしかないのだネ。判断を誤って感染者が増大した場合に、責任を問われて評判を落とし、その結果選挙で落ちるのが心配なだけだったのだネ。自民党の支持を得るためには安倍に正面から対立するのはマイナスなので、宣言を急がせるのをさけて安倍に従っただけということだろう。首尾一貫したジコチュウ路線、醜いかぎり!

 

 コロナウィルスの蔓延をプラスに受け止める活路を先般ブログに記したら、ゼミ部員のハマちゃんから「ひたすら前へ進むことばかり目指す現代人は、バベルの塔の再現ではないか」という意味の指摘を受けた。ナルホドその通りで、バベルを想起できなかったのはボケてたネ。上へ上へとひたすら目差して神にたしなめられた人間は、先へ先へと急ぎ・外へ外へと拡充しようとし、結果として地球を破壊し己の内面を荒廃させてきた人類は、飽きもせずに愚行をくり返しているとしか考えられない。

 コロナ以前に問題が顕在化していたプラスチック・ゴミが、ビニール袋をクラゲと間違えて飲みこんで死にいたったウミガメのみならず、細分化されることで人類そのものの健康を害していることが判明した。プラスチックの原料である石油をはじめ、限りある地球資源を現代人が好き勝手に使いまくった結果が、己れの首を絞める結果となっているわけだ。昔のことながら、現代の人類が未来の人間のことも考えずに資源を消費しまくるのは良くないと言ったところ、信頼する研究者から考え過ぎだという反論を受けたのを忘れない。彼の死因と死に瀕した地球の原因とは直接関係ないながらも、人類への警告として受け止めておきたいと思う。

 

 コロナのせいで経済的には大打撃を受けているのは何とも、ハヤ!(ハヤは感嘆詞)以前の経済ショックの際には、ゼミ員の父親が単身赴任を強いられたのがきっかけで家庭崩壊にまで追いつめられ、最終的には退学して行ったことがあった。本人の心痛がこちらまで伝わってきて、しばらくの間は食欲減退となったのを覚えている。またかと思うと気が重くなるばかりながらも、物事はマイナスばかりでもあるまい。先般のブログを受けて言えば、何ごとも被害者意識だけで受け止めていると誤ることが多い。小池百合子ではないけれど、自分のこと(利益)しか考えていないとついつい被害者意識だけで受け止めてしまい、視野が狭くなってしまうものだ。プラスチック問題を始めとして、現代の人類が地球や他の生物たちに危害を加えてきたという事実を見れば、己のことしか考えられなかった加害者としての存在を省みる契機として、コロナ危機を捉えなおす思考(志向)を持つべきだと思う。