【つぶやきイチロー】小椋佳の次男、その後  

 先日、小椋佳がショーモナイ東大病患者だということを記したけど、犠牲となった次男坊のその後を記すのを忘れていた。高校を中退してその後の生を模索しながら、祖父の代から縁のある琵琶を作る職人の道にたどりついたのだネ。父親みたいに琵琶を弾きながら歌うのとは別の行き方(生き方)に出会ったのが面白いネ。自分の生きる道をつかんだ後は、父親と「和解」(志賀直哉を意識)できて親子ともども救われた表情を見せていたネ。父親のためにお手製の琵琶を作ってプレゼントしていた表情がまた良かったネ。

 ちなみにボクの息子は、文学などには見向きもせずに経済学科に進み、卒後は金融業の会社を渡り歩いているヨ。親が心配なほどリクルートを続けるのだけど、本人はそれなりの考えでやっているようだから、経済学に無知なボクが心配するまでもないようだネ。年に数回、孫を連れて実家に来るのだけど、時おり無知なボクに経済の話をしてくれたりする。ユウ君から教えてもらう時と同じように感心して聴いていると、銀行員だったジャミラが横から知ったかぶりな口を出してくることがあって、息子からバカにされているのは笑えるネ。自分の息子だから、経験のある自分の方が広い知識があると思い込み、上から目線でハズれたことを言うのでバカにされるのだネ。ジャミラらしいと言えばそれまでだけど、高慢なのは昔からで自省する能力がないから、「君子危うきに近づかず」が一番だネ。