【観る】隈研吾の建築展が面白い!  「ぶらぶら美術館」 相変わらずバカな発言ばかりの小木博明  埼玉県立近代美術館  小村雪岱(せったい)展

 コロナ禍や野球中継のために休みがちだった「ぶらぶら美術館」(BS日テレ)が、2時間の特番を組んだので録画した。特集2つで前半は角川武蔵野ミュージアムの建築家・隈研吾展で、これが実に面白かったネ。建築については無知なので興味も湧かなかったけれど、これを見たら俄然面白さが分かってきたネ。国立競技場建設のコンペで中近東(国名は忘れた)の女性建築家の案が選ばれ、それが実にマッチョな建築で高価だったので安藤忠雄も信用できないナ、と思ったりもしたネ。代わりに隈さんの案で完成したものを見たら、ダイジョブかナと不安になる印象だったものの、番組で本人の説明を聞いていたら聞くほど素晴らしいと思えたネ。驚くことに五重塔の庇(ひさし)の原理を応用して風通しを良くしているだけでなく、庇の木材に日本全国の杉を網羅的に使用しているとのこと(沖縄には杉がないので松にしたとのこと)。イメージだけでなく、木の建築なンだネ。

 さりとて隈さんが木ばかり使っているわけではなく、他の少なからぬ作品では石やガラスも使用しているけれど、それも独創的でシロウトのボクは驚くばかり。建築好きらしいレギュラーの矢作がいつになく多くの発言をしていたけれど、病気から復帰した小木は相変わらず小木やマリちゃん(高橋)の言葉をそのまま口マネすること5・6度に及び、マヌケぶりを発揮していたので殴ってやりたくなったネ。全く余計な存在で不愉快だから、番組に復帰させる必要はなかったのにネ。病気が軽すぎて残念! とまで思ったネ。コンビを解消すればイイのにネ、ツカちゃん(塚地武雅)だけで十分で鈴木拓がジャマな、ドランク・ドラゴンと同じだヨ。小木も鈴木も文字どおり寄生虫にしか見えないナ。

 

@ 小木が鳳凰の絵を見て龍だと言ったのを聞いた時は、バカを笑う以上に無知・低能ぶりに全身の力が抜けたネ。隈さんの腹がタップリ出ていて、上着のボタンがはち切れて飛びそうだったのも気になったネ。あまり健康な(食)生活をしてないようだネ。

 

 後半は埼玉県立近代美術館が秘蔵している小村雪岱の非公式展示会で、ぶらぶら美術館のために展示してくれたもの。とはいえ来年3月からは公式に展覧会をするそうだから注目だネ。雪岱といっても知らない人が多いだろうし、ボクも「美の巨人」(テレ東)が特集したので知った画家だったネ。その時に取り上げた作品が「青柳」というもので、室内の三味線と鼓(つづみ)2ケだけが描かれ(外は雨?)人影は見えないので〈留守模様〉というくくり方があるそうだ。日本画家ながらとてもモダンな画風で、デザイナーの才能十分といったところ。事実やがて資生堂の専属にもなってタイポグラフィー(文字デザイン)も紹介されていたヨ。

 それより装丁家として知人の泉鏡花の「日本橋」などを手掛け、オシャレでビックリしたネ。さらに挿絵画家としても大活躍したそうで(時代小説が多かった模様)、その中から代表作が紹介されていたけれど、モダンで驚いたネ。これ等も展示されるだろうから、来年の展覧会が楽しみだネ。

 この美術館では現在無料で珍しい世界の椅子の展示をしているのを紹介していたけれど、ボクには興味が無いのでスルーします。