先日の師匠のご家族を囲む忘年会は学生時代の仲間が集まったので、当時の学生運動と対照される現在の若者の不甲斐なさが話題になった。中でも日大の田中理事長の悪らつさが、昔の古田体制からまるで変ってないことに呆れながらも気持が沈んだ。昔の日大も似たような体制だったのだけど、古田が学生を集めて説明会を開いたら、秋田明大（あきひろ）という学生が「古田体制、粉砕！」とか叫んだら、すぐに会場にいた学生が賛成してストライキに突入したもンだ。ものすごく力付けられたニュースで、日大の学園闘争が東大のそれと連動して全国の大学に波及したのだから、当時の若者（学生）の反骨精神は今では理解しがたい強さを持っていた。
日大は右翼的勢力も根強く、殊に相撲部は脳ミソまで脂肪でできている低能な連中ばかりで、話題の田中元理事長はその相撲部の中心にいたわけだネ。むかし日大相撲部出身の元横綱の輪島が誇らしげに語っていたのは、《問題用紙の解答欄は白紙でも、名前に「相撲部・輪島」と書けば全部合格だった。》と自慢していたのを聞いて、ホントに低能なヤツだと軽蔑しきったものだ。輪島は花籠親方になったら「花籠」を抵当にして借金をし、返却できずに伝統ある「花籠」を失ったほどのバカ。
こういうアホ連中が右翼勢力に利用されてストライキで闘っている学生をリンチしていたのだから、日大全共闘の学生は文字どおり命をかけて戦っていたわけだネ、スゴイ！ ボクの高校時代の友人は芸術学部にいたけれど（ということは爆笑の２人の先輩ということになる）、ストライキが終った後では右翼が大学で専横に暴力を振るったので退学せざるをえなかった。今の学生は日大に限らずまったく従順な若者ばかりで、大学がカネの上で汚職を連発しても黙って何もしないのは、安倍政権が汚職を連発して財務省の役人を自殺にまで追い込んでも、安倍晋三や麻生太郎などを延命させてしまう国民の姿勢と連動しているのかな？
