【見る・読む】茨木のり子の詩  肉声をテレビで放映

 昼寝をし過ぎて相撲の御嶽海戦を見そびれてしまったのを、ニュースで見ることができたヨ。それで満足してテレビを消そうと思っていたら、続けて「クローズアップ現代+」という番組で茨木のり子を特集して肉声も放映するという。ラッキー! と思って見ているところ。学生の頃から注目している詩人で、桐原書店の教科書でも収録してきた親しみやすくも深~い詩人だ。肉声のカセットテープが発見されたというので、肉声が聴けるというので嬉しいネ。感性豊かな女性詩人といえば吉原幸子が想起されるけど(昔の桐原教科書に載せてもらった)、茨木のり子は感性に知性が加わった詩風で読ませる。ハングルを覚えつつ、韓国の詩人たちとも交流していたとは、いかにも茨木らしいネ。最近では韓国でも翻訳され、詩が広く読まれているという韓国でも評価されているという、それも茨木らしいネ。

 現代詩文庫(思潮社)で茨木のり子集をゲットして読みこんでもらいたいネ。