【近況】結石動かず  懐かしのレバニラ炒め  ベトナム戦争映画  「本当の戦争の話をしよう」

 尿管結石の検査結果は全く変化なく、超音波検査による腎臓も結石はあるものの(常態)肥大も無いので次回の検査はなんと5ケ月後となった(当初は2月おき、この3回ほどは3月おきだった)。検査のため絶食して行ったけど、それほどツラくもなくハルキの「風の歌を聴け」を読み終えた。「ノルウェイの森」における直子の統合失調症精神分裂病)の描き方には違和感を感じていたけれど、直子に通じる女性(片手が4本指)の病状の描き方には忘れていた分だけリアリティがあったネ。

 ボクは教員という仕事がらか、精神的に重いものを背負った人との出会いが多く、統合失調症の人とも数人出会っているけど、直子のフェラチオには極めて不自然な印象を持ち続けている。「ノルウェイの森」に対する評価が低いのはそれが大きいのかもしれないけど、全体が通俗小説に傾いているのがダメだネ。読者に対するサービスが過剰なのがハナにつくのだナ。

 

 空腹を何で満たすか迷ったいるところへ、国立駅行きのバスがすぐ来たのでJR乗換駅の立川のデパートで食べる可能性は消えた。ジャミラが手抜きのためによく王将の餃子を買ってくるのだけど、温め返しても基本的に美味くないから、餃子でビール・仕上げは今年最後の冷やし中華という献立をイメージして中田屋へ行った。やはりできたて餃子はウマい! 生ビールも実にウマい! そこまでは良かったけど冷やし中華が終っていたのガッカリだったネ。後からオバハンが入り口で冷やし中華まだあるかと聞き、終ったことを確認したら帰って行ったのを見て、状況判断の切れ味を感じたネ、さすが!

 代りに表紙に写っていたレバニラを単品で注文したら、感動的な味だったネ。学部生時代によく駒場の小紅楼という中華屋で名物の(客の半分以上がレバニラだった印象)レバニラを食べていたけど(東大楼は中華丼)、その味が蘇えってきたのだネ! 小紅楼の味を求めて半世紀、いろんなレバニラを食べてきたけどウマいと思ったことはほとんど無かったからネ。濃い目の醤油味からニラの炒め具合まで、往年の味そっくりだったヨ。今度学生時代の友人の集まりがあったら、中田屋でレバニラを食べることを勧めよう。

 満足して帰宅し、メールのチェックを「プラトーン」見ながらやったけど、先日は「地獄の黙示録」をやっていたのもブログ書きながら見たヨ。2本とも初めてじゃないけど、このところベトナム戦争の映画が放映されるのは理由があるのかな? プーチンウクライナ侵略が現地でどんなに悲惨な状況を生み出しているのか、伝えるためなのかな? 以前にも記したけど、ベトナム戦争を味わうにはオブライエンの「本当の戦争の話をしよう」を読むとイイ、ハルキも推奨してるンじゃないかな。

 

 食べ過ぎたので夕方パンを食べようか迷うくらいの状態のまま、7時半からのラジオ放送大学で「ヨーロッパ政治史」2本と「西洋中世史」2本の中の1本を聞きながらタップリ眠ってしまった。これから風呂に入ってからビールを呑み、先日のカベルネソーヴィニヨン(赤ワイン)の残り半分を空ける予定、安価なのに実に美味い。そのために一昨日西友で黒毛和牛のステーキをゲットしてあるけど、トシのせいかレバニラよりも身体にイイ気がするネ。