【状況への失言】全身脱毛(3)  脳と身体  五体不満足  LGBTQ

 イチローのやつボケて非科学的なことを言い出したナ、と受け止めている人もいるかもしれないネ。なにせ脱毛志向が遺伝子に変異をもたらしているのではないか、という疑問を提示しているのだからネ。脳(意識)が志向することが肉体(遺伝子)に作用しているのではないか、というのは科学に反すると言いたくなるだろネ。

 でも身体論を通過したボク等は、精神と肉体とを完全に切り離す考え方から解放されたはずだよネ。だから脳(精神)が無毛が美しいと捉える発想(中性志向)が大勢を占めれば、遺伝子に変容をもたらす(男性遺伝子が縮小化する)という可能性を頭ごなしに否定することはできない、という推定に賛意を示してもらえるものと思う。

 

 話を広げれば、生物の進化の問題にもつながっていると思う。なぜ象の鼻やキリンの首が長くなったのか、答の無い問題ではあろうけど、それは象やキリンが数世代にわたってそう志向した結果ではないかとボクは思うのだネ。そこまで言うと非科学だという反論が出そうだけど、そもそも意識と肉体とは全く無関係だとすること自体が非科学的じゃないのかな? 

 生物の肉体が完全に科学的に運営されているとは限らないことは、欠陥を持って生まれる新生児が絶えることはないし(五体不満足乙武洋匡は妻子を裏切るほど心も不満足だ)、ボクが定時制高校の教員の頃に生徒だった60代の女性2人の助産婦は、新生児がさまざまな欠陥を持って生まれてくる例は限りないと証言していたものだ。LGBTQが世界的規模で露呈している現況は個人的には理解を超えているのだけれど、これも遺伝子の変容と無関係ではないと受け止めている。男女という性の2元論が根底から動揺していることと、男女を決定する遺伝子(直接的には男性遺伝子)が変容しているのとは無関係じゃないと察しているのだけどネ。

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