【見る】「世界イチ古い洋館の家主になる」(山下和美)  中野重治  林淑美

 漫画の表題なのだそうだけど、当然ボクは知らない。テレビ番組(BSプレミアム)で偶然見たドキュメントのようなものだけど、世田谷にある青い瀟洒な洋館があり持ち主の名が「尾崎」とあるので誰しも尾崎行雄が住んでいたものと考えたものの、別の尾崎という人物のものだったという話。それだけでは何じゃということになるけれど、最後まで面白く見てしまった。とはいえハッキリとは覚えてないのだけれど、中野重治の名が出てきて中野の小説にこの尾崎をモデルにした人物(名は変えて)が登場するとかいうことだった。

 中野といえば林(淑美)先生と覚えている受講生(卒業生)もいると思うけど、そのリンリンが突然画面に現れたので驚いたら何とその作品のナマ原稿を見せていたヨ。でも作品の名前も思い出せないのだから、ボケとしか言いようがない。リンリンに電話して訊いてみようとは思うけど、じゃア呑もうかということになりそうなので止めておく。同じ国立に住んでいるので呑むことになると地元でということになりそうなのでイケない。地元で呑むと酒が醒める時間が無いので、二日酔いのなりやすいから「地元じゃ呑まない」ことにしている。

 昔は学会の懇親会で呑んで国立で降りると、リンリンは素直に帰らないので「もう1軒」ということで付き合わされ、二日酔いでタイヘンだったのを覚えている。先日ナッキーとjと呑んだら、彼らはリンリンが会務委員長の頃の委員だったそうで、去年リンリンのご主人が亡くなった後で林さんを慰めに集まって呑んだという美談も聞いたばかりだしネ。2人とも林委員長の地元である国立でも呑んだことがあるそうで、取り分けリンリン行きつけの焼き肉屋で後に販売禁止になったレバ刺し(美味だった!)も食したことがあるそうだ。

 そういえば安吾研究者の山根龍一からも、この店から電話で誘われたこともあったナ「リン先生はじめ会務委員会で呑んでいるので」とネ。当然「地元じゃ呑まない」と断ったけど、自家から歩いて3分くらいの所にあった店ながら2年前(?)くらいには別の店になっていたヨ。