【見る】大相撲  千代の国  錦木  北勝富士  伯桜鵬 

 相撲ファンはヘイカとリューマンくらいしかいないので記すのは避けているけれど、今日(22日)は一番応援していた千代の国が引退するという報道を見たので書きとめておきたい。名前からし千代の富士の弟子だと分かるだろうけど(千代の富士の師匠である北の富士が今場所は解説者として登場しないのは暑さのせいだとイイのだけど)千代の国と言われて想起できる人はほとんどいないだろネ。ケガが多くて幕内で活躍した期間よりも、十両や幕下以下にいた期間の方が長いかもネ。横綱照ノ富士も大ケガをして三段目くらいまで落ちたことがあるけど、その頃に千代の国も同じ地位にいて優勝争いをして千代が勝ったこともあったネ。方や横綱まで昇りつめ、方や幕下まで落ちたところで引退したのだから人生はキビシイね。ついでながら千代の国ともども今場所の十両に名前がなかった炎鵬(白鵬の弟弟子)は、幕下最上位で残っているからファンはご安心!

 今場所注目されている錦木だけど、十両に落ちていた頃から何故こんな地位にいるのかと疑問を持ち続けていたヨ。幕内にいた頃には土俵際で相手を投げ倒す力強さが印象に残っていたのに、十両で満足している場合じゃないだろと思っていたら、幕内復帰してからは昔に倍する強さを発揮して照ノ富士を破って休場にまで追い込んでしまった。

横綱が錦木を他の力士と同様に思い、両(もろ)差しを許したら強引にキメにかかったものの(相手の両腕を外側から締め付ける技)、錦木の太い腕をキメることができずに負けたのも当然だったネ(テレビで見ていて負けると思ったヨ)。腕のみならず錦木の身体は昔より大きくなって見えた通り、勝敗ではトップに立つまでになったのはスゴイね。秘訣(?)は晩酌だそうだけど、このところ負け続けているのは二日酔いというわけではなく、相手が強いので幕内最下位の伯桜鵬(先場所まで本名の「落合」を名乗っていた入門4場所目の新人で大銀杏のマゲもまだ結えない)に上手く内掛けで崩されてしまったネ。この技は柔道で内刈りとか言ってボクも少年時に使ったものだけど、白鵬に言わせると蒙古相撲にも同じ技があるそうだネ。ちなみに伯桜鵬は白鵬の弟子だから教えたのかな?

 今日まで2敗でトップだった北勝富士もあまり知られてない力士だけど、千代の国の次ぎに応援していたヨ。というのも北勝富士の師匠は北勝海(現在の八角理事長)で、千代の富士の弟弟子だからで言わば親戚のようなものだからだネ。その北勝富士も今日は伯桜鵬に負けたのだから、この新人はタダモノではない! 明日の千秋楽は3敗で並んだ大関候補の豊昇龍・北勝富士・伯桜鵬の3人が優勝争いをするけど、結局は力では抜けている豊昇龍(元横綱朝青龍の甥)が優勝するのだろネ。北勝富士は優勝というガラじゃないから、新人の伯桜鵬が優勝した方が面白いけどネ。それだけの力があるから、将来とても楽しみだネ。

 相撲も捨てたもンじゃないから見てヨ!