【状況への失言】杉村太蔵はイロモノ(色物)!  テレビ東京の誤り  大下容子さんが可哀そう

 プーチンウクライナ侵略以来、毎日のニュース番組が気になって見過ごせない。

 先週の昼時「大下容子ワイド!~」を見ていて「テレ朝」はヒドイことしやがる! と思っていたら、それが水曜日(今日)なのだネ。取り上げたニュースの1つにウクライナがあってロシアの専門家が解説していたのだけど、レギュラーらしいのは萩谷さんという女性弁護士と太蔵しかいなくて、この2人にコメントを求める段取りになっているらしい。萩谷さんからは弁護士としての専門的視野からそれなりの意見を聞けるだろうけど、太蔵はデビュー当時(小泉ブームのお蔭でマチガッテて衆議院選挙に当選してしまった驚きはトランプの大統領当選に先行した)からの無知が基本的に変化なく、無理に取り得を探せば議員体験と最近小金で株をやっているらしくて「投資家」という自己認識からの感想くらいしか期待できないバカのままだ。(ウクライナ侵略からしばらく経った時だったか、太蔵が「北海道にはアイヌがいるからロシアからの侵略が心配だ」と堂々と発言し、ボクだけに限らず広くヒンシュクを買ったらしいことは何度でもくり返してその低能ぶりの証明としたい。)

 太蔵は意見らしいことは言えないのでこちらは怒りを感じるだけで何も得られず、単に時間のムダを感じるだけだ。他からは得られない独自の《批評》が聞ける《評論家》ではなく、意味のない感想しか聞けないコメンテーターが本来の太蔵の位置付けなンだろうネ。TBSの「ひるおび」で言えば昔からスポーツ選手とか芸人などのタレントを起用しているのがその位置で、《評論家》としてはいつも矢代英輝さん(等)が出演しているのでコメンテーターには求めるものがハナから無いので気にならないのだナ。いわば太蔵はせいぜいこの種のイロモノでしかないのに、水曜日の「木下容子ワイド」は真っ当な《評論家》を出さないため、以前ボーっとしたゲストから《評論家》と勘違いされて「先生」呼ばわりされたので、太蔵自身が恐縮していたので笑えたネ。

 ともあれこの番組の水曜日は信頼できる《評論家》を確保しておかないと、番組自体の信用度が薄れる一方で「テレ東」の見識が問われるヨ。前にも記したけど、MCの大下さんも気を使って太蔵を「薄口評論家」として紹介したことがあったけど、「薄口」が付く以上イロモノだという認識に基づいていたはずだ。それが《評論家》がいないままに「薄口」の感想だけを垂れ流していては、番組やテレ東の信頼が無くなるだけだ。他の曜日にはデーブスペクターがレギュラーのようだけど、彼は(アメリカではディレクターを務めるそうな)一人前のインテリであってウクライナはじめ国際問題まで《批評》する能力を具えている。敢えてイロモノぶったダジャレを連発して時には笑えることもあるけれど、嘲笑の対象でしかない太蔵とは100%異なることを忘れてはいけない。

 太蔵はTBSの「サンデーモーニング」にも出ているけれど、そこではイロモノ扱いされているのはMCの爆笑問題の2人がそろって「タイゾー君」呼ばわりしているので判る。あまり見ない日テレの「ミヤネ屋」でも見かけることもあるけれど、宮根も「タイゾーちゃん」呼ばわりのイロモノ扱いしていたような気がしている。問題はテレ朝がイロモノではないと勘違いされるような扱いをしていることで、早急(さっきゅう)に信頼できる《評論家》をレギュラーに据えなければ、孤軍奮闘している大下さんが可哀そうだヨ。