【見る】放送大学「古代中世の日本」の新訂版  日本の新石器の最初の発見者・相沢さん

 「古代中世の日本」の講師3名中の2名が代って内容がまったく新しくなるようだ。主任講師の近藤成一さんはそのまま中世を担当するけど、最近では種々の番組に露出するようになっている本郷正人さん等が別の人と交代したネ。第1回は近藤さんが資料の話をしてくれたけど、入ったことのない本郷の資料編纂所の歴史と収蔵されている資料の説明をしてくれたのでとてもタメになったネ。近藤さんはこうした新しいアイデアを持って放送大学の講義を担当するようになったので、今後も期待している。

 しかしたった今聴いている第2回(毎日3回ずつ放映するようだ)の講師は今までになく日本の「古代」を広い視野で講義するので、チョッと親しみが薄れる感じだネ。何せ日本の新石器時代から北海道の断層面の話になったり、中国の古代歴史に話が飛ぶので興味深いもののタイヘンだヨ。でも日本で初めて新石器を群馬県で発見した相沢さん(アマチュア)の紹介もあったので懐かしかったネ。当時話題の人だった相沢さんは、母校の前橋高校に講演しに来てくれたからネ。高校生には相沢さんの発見の重大さなど理解できなかったけど、今でも大学の講義で言及されるくらいだからスゴイことやったのだネ。今や石器よりも恐竜の化石を、中学生はじめアマチュアが大発見する時代に変ったけどネ。