【見る】バンクシー  バスキア  「新美の巨人」  内田也哉子はイヤだナ

 先週の土曜、テレ東夜10時からの「新美の巨人」ではバスキアの初見作品をたくさんみることができたので嬉しかったネ。昔の「美の巨人」は作品が主体だったけど「新」が付いてからはゲスト(観る人)の見方が主になってしまい、作品が軽視されがちで録画する気が失せ・番組を見る機会も減っているネ。この日はイギリス在住という便利さで内田也哉子が出ていたので腰が引けたネ、何よりくぐもる感じの声がたまらなくてイヤだナ。顔も母親の樹木希林に似てオバハンヅラで目をそらしたくなるけど、林真理子小池百合子ほどの嫌悪感をそそるものではないのは内面の汚れが伴わないからかな。樹木希林は加齢とともにイイ感じを出してきて名優の域に達したけど、也哉子はそうなれるのかナ?

 ともあれブリストルの市街に残されたバンクシーの作品がいくつか紹介されたのはありがたい限り、バンクシーは現地でしか見ることができないからネ。映像で知っているフェルメールの有名な「ターバンを巻いた少女」(真珠を付けた少女)が大きく描かれた作品も周囲の様子と共に取材されていて貴重だネ。バンクシーのみならずバスキアの作品も紹介されているのは、ブリストルがむかし奴隷貿易で産を成した街だからだネ。自身は黒人画家と呼ばれるのを嫌ったバスキアながら、そのアイデンティティを画面に描きなぐったような作品は迫力満点で久々に衝撃を受けたネ。バスキアを知ったのは、以前の「美の巨人」だったかな。

 次の土曜日午後11時半から、BSテレ東で再放送があるから録画するなり見るなりすることをおススメ! ボクは録画しておいて、後で内田也哉子が出ている箇所を消去するつもり。「ぶらぶら美術館」の小木博明(や昔の「日曜美術館」の千住明)が出しゃばる場面を消してきたのと同じ作業で手慣れているヨ。