【聴く】古書店でゲットしたCDが素晴らしい!  ミケランジェリのドビーッシー演奏  ディースカウのおまけ付き?

 だいぶ以前のことになるけど、いつもの国分寺古書店「七七舎」で珍しくCDをゲットした。ゾッキ本の100円コーナーの中にCDがあったのでチェックしてみたら、まさかのミケランジェリのドビッシーが並んでいたのでビックリ。ボクはピアノには関心が薄いながらもミケランジェリといえば、あの世紀のピアニストのポリーニショパン・コンクールで優勝した後、世間にはデビューせずにミケランジェリの所で修練を積んでいたというエピソードは有名だ。コンクールで優勝するとすぐにコンサートで稼ぐピアニストがほとんどだけど、ポリーニは全く別だネ。そのポリーニがカネのためではなく技(音楽)のために師事したというミケランジェリ(それもドビッシー)のCDが100円だというのだからビックリしたネ。

 ごたぶんに洩れず「前奏曲第1巻」(「亜麻色の髪の乙女」が超有名)と「映像」の第1・2集が入っているのだから、格安すぎていいのかなと思ったくらい。さらに驚いたのは1枚ではなくCDが2枚入っていて、2枚組のものかと思いきやもう1枚は何とシューマンの歌曲集「リーダース・クライス」で歌っているはこれもまさかのフィッシャー・ディースカウだということ! ディースカウは史上最高のバリトン歌手だと思っているので、嬉しいかぎり。何故このCDが紛れ込んでいたのかは不明ながら、古書店に持って行っても戸惑うばかりだろうからこのままありがたくいただいておくことにしたヨ。

 

 CD以外にゲットしたのは渡辺賢二『実物・絵図でまなぶ日本近現代史』(他歴社)。「大逆事件を伝える新聞」はじめ80項目にわたって実物などが見開き2ページにわたって紹介されている。楽しく学べる便利な本が100円(定価2000円)で買えたなンてありがたいかぎり! もう1冊買ったと思うのに、本棚に紛れてどれだか判らなくなっているのだから、トシはとりたくないもンだネ。