【状況への失言】早大近代文学関係教員のセクハラ体質  渡部直己のセクハラ記事  デップのDM無罪とトランプ支持

 1年ほど前の五嶋みどりの新聞記事を見つけてブログに記したばかりだけど、気になる記事は保存しておいて後で読み返したり・ブログに紹介したりしていている。他にもたまっている中に今年の東京新聞2月24日が短い記事を載せていて、

 「早大と渡部氏の賠償増額 元院生へのセクハラ高裁判決」という見出し。

 1年ほど前に文芸評論家として知られる渡部直己さんが博士課程の院生をレイプして逮捕されたとか聞いて「ワセダはまたやったか!」と呆れた覚えがある。去年の末頃だったかは被害女性が一方的に追及するのではなく、渡部氏の側からの反論にも支持が得られているとも聞いて不可解な思いだった。記事によればレイプなどではなく、渡部氏の言動がセクハラに価すると裁判で認められて賠償金が上積みされたということだった。それにしても被害者が実名で訴えているようで、新聞にも名前が出ていたのは驚きだったネ(ここでは匿名にするけど)、それだけ本気で戦っているということかな。

 渡部氏を支持する動きがあると聞いて理解できなかったものの、先ごろアメリカのジョニー・デップドメスティックバイオレンス家庭内暴力)を支持する男性たちの勢いが被害者である妻を追い込むほどになって形勢が逆転、デップが無罪となったと知って驚き・憤ったものだ。アメリカに限らず世界で女性の権利を守ろうという動きが盛んになり、ミートゥ運動に結実したのは歓迎すべき傾向だと喜んだものの、それにダメージを受けた白人男たちが大量のSNSを動員して反逆し、その結果としてデップのDM支持を決定づけたと理解している。

 いかにもトランプを支持する勢力が根強いアメリカらしい。昔のKKK(黒人虐殺運動)・今のQアノンも同根なのだろナ。個人的に昔からアメリカ人はバカだと思っていたけど、トランプにしてもデップにしてもそれを目の前に突き付けられた思いだヨ。ロシアでもプーチンが似たような支持のされ肩をしているものの、あくまでも強圧的な情報制限とフェイク・ニュースによって国民操作をしているせいだ。しかしアメリカでは情報制限が無い中でもトランプを頂点に非合理的なフェイク・ニュースを作り上げ、それを思い込むことで勢力を維持し続けているのだから信じがたい。やっぱりアメリカ人はバカだというしかないネ(理性的な人がいても不合理的な勢力に覆われて見えにくくなっている)。

 

 話をワセダのセクハラ問題に戻せば、渡部氏は被害者に対して「卒業したら俺の女にしてやる」という趣旨の発言をしたと記事に書かれているので想起されるのは、以前のセクハラ教員(同じ「T」という)2人のうちの1人(クビにならなかった方の「T」)が、女性院生を家まで送って「コーヒーを飲ませろ」と上がり込んでレイプしたものの、結果的には「卒業したら俺の女にして」黙らせたという件だ。渡部氏は「T」のヒソミにならおうとしたものの、それが果たせなかったということだろうけど、ワセダ(の近代文学研究者)のセクハラ体質が根強いことを明かしていて呆れるばかり(もちろんお友達のチバちゃん(千葉俊二)はじめセクハラなど絶対にしない人もいるヨ)。

(以前のブログでは「T」を実名で記したけど(匿名にする必要がないほど2人のセクハラは学生間で知られていたそうだ)、ここでは渡部氏の問題が中心なので実名は伏せた。)